びわこ号

製造初年:1934年
天満橋−浜大津(現びわ湖浜大津)間(京阪三条経由)を直通運転するために製造された車両で、車体前・後面には流線型のスタイルを取り入れ、日本で最初に連接構造を採用しました。直通運転のために、乗降用扉は高床用と低床用を、集電装置はパンタグラフとポールを併設しています。当時は直通特急に使用され、びわこ号と命名されました。今も側面には「こわび」銘板(製造当時の右から左に記述する名残)をつけています。
現役時代の形式は60型で3編成を製造しました。現在は63号を昔の姿に戻して、寝屋川車両基地で静態保存しています。
製造所 | 日本車輌製造 |
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定員 | 112人(うち座席60人) |
最大寸法 | 車体長:21.45m 車体幅:2.336m 車体高:4.0m |
自重 |
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構体 | 半鋼製 |
制御装置 | 複式制御器 |
主電動機 | 直流直巻電動機 |
ブレーキ装置 | 電気及び空気制動並びに手用制動機 |
- ※2023年8月現在の情報です