8000系

製造初年:1989年
鴨東線開通に伴う特急車増備用として新造し、以降、増備した車両。アルミ合金製車体に複層ガラスの固定窓を採用し、静かな車内とし、1両毎に室内カラーリングを変えました。初めてワンハンドルマスコンを採用し、任意の速度での定速運転を可能としました。1997年、1998年には、ダブルデッカー車を新造、増結しました。2009年度からバリアフリー対策、車端部のロングシート化を含め内装を一新する工事を、2017年8月には中間車(6号車)をプレミアムカーに改造し、運行を開始しました。2018年より床下機器の更新や補助電源装置のSIV化、車内灯・行先標示器のLED化など改修工事を順次実施しています。
製造所 | 川崎重工 |
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定員 | 40、108〜125人(うち座席40、52〜78人) |
最大寸法 | 18,900(中間車18,700)×2,780×4,205mm |
自重 |
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構体 | アルミ合金(ダブルデッカー車のみ鋼製) |
制御装置 | 界磁位相制御(8M1C) 定速制御付き |
主電動機 | 直流複巻電動機 175kW×4 |
ブレーキ装置 | 全電気指令式電磁直通ブレーキ(回生ブレーキ付き) |
保有両数 | 80両 |
- ※2023年8月現在の情報です
座席

各車両に2つあるドアの間は2人掛けのクロスシートが並び、長時間のご乗車もゆったりと過ごしていただけます。
また、車端部はロングシートを導入。京阪特急にふさわしい「日本一豪華なロングシート」を目指し、背もたれが頭部を包み込むように支え、リラックスした体勢を長時間キープできる“ハイバック”としています。
特別車両「PREMIUM CAR」
お客さまの移動時間を有意義なひとときに変えることをめざし、パーソナルな空間設計を重視して、これまでにない居住性を創出。
座席数も40座席に抑え、ゆとりのある贅沢なプライベート空間を創り出しました。
また、外観や内装に金色に輝く専用エンブレムは、京阪特急の伝統的シンボルである鳩マークとグレード感を表す三つ星を組み合わせ、プレミアムな車両・空間・旅客サービスを表現し、上質感を添えています。


ダブルデッカー

8000系・8両編成のうち4号車に連結されている、京阪特急の代名詞的な車両です。通常よりも視線の高い2階席はもちろん、より疾走感を感じる1階席も人気です。追加料金不要、通常運賃のみでご乗車いただけます。
安全性の向上・バリアフリー対応


