宇治と聞いて思い浮かぶのは、お茶。室町時代からお茶どころとして栄え、今でも多くのお茶屋さんや、お茶を使ったスイーツのお店が軒を連ねる。そのお茶と切っても切れないのが水。宇治はかつて宇治七名水と呼ばれる水が存在していた水どころだ。さらに十円玉にデザインされた平等院鳳凰堂は池の中に建てられているのをご存じだろうか?ほかにも、紫式部の「源氏物語」、吉川英治の「宮本武蔵」など古今の名作に宇治川が登場することからも、宇治と水の深い関わりが伝わってくる。宇治川のせせらぎを眺めながら、お茶、歴史、そして水のまちである宇治を再発見したい。
平安文化とお茶のまち 宇治
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悠久の時を超えて美しさをたたえる世界遺産 平等院(びょうどういん)
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日本最古の神社建築 宇治上神社(うじかみじんじゃ)
本殿の建立は平安時代後期で、現存する最古の神社建築。拝殿は鎌倉時代初期に建てられたもの。両殿ともに国宝で、世界文化遺産にも登録されている。境内にある鎌倉時代に建てられた春日神社も重要文化財に指定。また、境内の「桐原水(きりはらすい)」は現在でも唯一湧き出る宇治七名水で、手水舎で使用されている。
拝観時間 9:00~16:20 住所 京都府宇治市宇治山田59Googleマップで見る TEL 0774-21-4634 アクセス 宇治駅下車 南東へ徒歩約10分 -
宇治がもっと好きになる体験型ミュージアム お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな
2つある体験室では、自分で茶臼から挽き、点てて、飲む抹茶作りや宇治ならではのものづくりなど、約15種類からなる体験を日替りで実施
風を感じられる2階の展望テラス。宇治川や公園内外の茶畑など美しい景色が広がる
ミュージアムでは宇治が茶どころとして栄えた歴史やお茶ができる工程などを最新の映像やシステムで展示。短時間で宇治を知ることができる
宇治川の中州で営まれていた茶園の景観を再現した修景茶園。4月中旬~5月の期間限定で茶摘み体験も実施する
宇治駅のすぐそばにある公園&複合施設。宇治川沿いに作られた公園は緑豊か。茶畑のほか、ミュージアムやレストラン、展望テラスなどもあり、宇治の歴史・文化のほか、宇治茶の魅力を再発見することができる。名所やまちの見どころをタッチパネルで紹介する「#宇治まちあるき」などもあり、宇治観光の最初に訪問するスポットとしておすすめ。2025年1月13日(月・祝)まで館内2階で、大河ドラマ展を開催中。
開館時間 9:00~17:00 ※ミュージアムは16:30まで ミュージアム入場料 600円・小中生300円 住所 京都府宇治市菟道丸山203-1Googleマップで見る TEL 0774-24-2700 アクセス 宇治駅下車 北西へすぐ URL https://uji-chazuna.kyoto/