スマホ撮影のコツ
広く見せたいときはヨコ、
高さを強調したいときはタテ
スマホ(スマートフォン)で撮った写真は、ヨコ長かタテ長かでも印象が変わります。
広さを強調したいときはヨコ長に、高さや長さを強調したいときにはタテ長に撮影します。例えば、梅園全体を撮りたいときにはヨコ、伸びやかな枝ぶりを見せたいときにはタテ。さらに、画面いっぱいに花を入れるのではなく、空など「ヌケ」を作ると奥行きを出すこともできます。
近くを撮りたいときは、
ズーム機能を
ほとんどのスマホには広角レンズが付いていますが、近くを撮ろうとすると、画面の端が歪むという性質があります。
そこで活用したいのがズーム機能。この機能を使ってアップの写真を撮れば、端の歪みが緩和されます。ただ、カメラのようにレンズを交換しているわけではないので、大きくズームすると、画像が粗くなってしまいます。自分と被写体との距離もうまくとりながら撮影するといいでしょう。
まるでプロのように見える
「三分割構図」
写真の決め手は構図。被写体をどの位置に配置するかで写真の印象がぐっと変わります。とはいえ、上手に配置できないという人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「三分割構図」。プロも使う基本の構図のひとつで、画面のタテヨコをそれぞれ三分割し、その交点に撮りたいものを置くというもの。風景写真にはよく用いられ、バランスの良い、安定感のある写真を撮ることができます。
背景をぼかして幻想的な風景に
梅は花の密度が低く、そのまま撮ると少し寂しい雰囲気になりがちです。そんなときは、ひとつの花にフォーカスしてみましょう。
まずは、ズーム機能を使います。そして撮影は、遠くまで木々が連なっているなど、奥行きのある場所を選びましょう。その上で、メインの被写体に近づき、背景が遠くに見えるようにします。ここで画面の被写体をタッチ。そうすればうまくピントが合い、背景をぼかすことができます。
枝はななめに。その割合が
センスの見せどころ
背丈の低い梅の木。また、この時季は背景に他の花や緑が少なく、遠景で撮ると殺風景になりがちです。そんなときは、背景をうまく使いましょう。
お寺や神社などであれば、建物と梅の花のコラボもいいですし、何もなければ青空も花を引き立ててくれます。
コツは、枝を画面に対してななめに配置すること。そうすることで、写真にグッと動きが出ます。背景とのバランスがセンスの見せどころといえるでしょう。
※スマホの機種などにより、操作方法や設定が異なる場合があります
※撮影マナーを守りましょう