6月11日に新チーム名を発表し、「世界最高峰のクラブ」を目指してSVリーグに参戦する男子バレーボールチーム「 大阪ブルテオン(旧パナソニック パンサーズ)」のメンバーが京阪沿線の“ええとこ”をご紹介! 前編で「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」のミュージアム見学やお茶づくり体験などを満喫した中村選手、西川選手、山口コーチが、『源氏物語』の舞台となった宇治のまちをのんびり歩きます。もちろん、人気の抹茶スイーツは後編でもしっかりチェック!歴史を感じる宇治の風景と楽しい散策の様子をお伝えします!
大河ドラマで話題!平安時代の雅な恋物語に思いをはせて。
「茶づな」から宇治駅まで戻った選手たちは、東の方向へと向かいます。目的地はパンフレット「 恋する源氏物語/紫式部のあしあと」でも紹介されている「宇治市源氏物語ミュージアム」です。
みなさん、『源氏物語』はご存じですか?
学生時代に聞いたことはあるんですけど、どういう内容のものか詳しくは知らないですねぇ。
学校のテストで紫式部と『源氏物語』、清少納言と『枕草子』をセットで覚えましたよね。
紫式部が書いた小説、というのは知っていますけど、宇治と関係あるんですか?
『源氏物語』は1000年以上も昔、平安時代中期に紫式部という女性が書いた日本最古の長編物語です。主人公は光源氏という容姿も才能も全てを兼ね備えた男性で、たくさんの女性たちとの恋愛や出世話がつづられています。
この『源氏物語』は全部で54帖に渡る超大作なのですが、最後の10帖は光源氏の息子や孫たちの物語で、お話の主な舞台が宇治周辺なので、「宇治十帖」と呼ばれているんです。
『源氏物語』って、そういう話なのか~。
そんな昔から宇治のまちは栄えてたんですね。
宇治は平等院もあるし、当時も有名な場所だったんですかね。
平安貴族の別荘地として人気だったようですね。これから行く「宇治市源氏物語ミュージアム」は、平安貴族が登場する『源氏物語』の世界をテーマとした施設です。実寸大の展示物やアニメなどで平安時代の文化を学びながら「宇治十帖」の物語の世界観を楽しめるので、『源氏物語』ファンはもちろん、最近は大河ドラマファンからも注目を集めているんですよ。
『源氏物語』は詳しく知らなかったけど、こういう施設を見学したら興味が湧きそう。
今まで大河ドラマをあんまり見たことはなかったんですけど、面白いってよく聞きますよ。
ドラマの主人公が『源氏物語』を書いた紫式部でしょ?どんな展示があるのか楽しみ!
そうですよね……、でも今日は時間があまりとれず、館内へはご案内できないんです。すみません!
それは残念!
残念だけど、宇治に来る楽しみがまた増えた(笑)。
「宇治市源氏物語ミュージアム」は緑の木々に覆われた庭園の中にあります。寝殿造りをイメージした建物のエントランスに到着したところで、選手とコーチたちには足を止めていただきました。取材時(5月下旬)はエントランス前のアプローチを彩る青もみじが美しい時期。実は2024年のおけいはん「青もみじ」ポスターはここが撮影地。京阪グループのイメージキャラクター・8代目おけいはん(枚方けい子)は、まさにこの場所でポーズをとっているのです。
今回は同じ場所で、おけいはんのポスターと同じポーズで撮影してみませんか?
あ~、そういうことかぁ。
これは…ちょっと照れくさいですね(笑)。
カバンないから手ぶらっていうのが…ポーズどうしよう?
見学かな?学生さんが周りにいっぱいいるし、ちょっと緊張するな(笑)。
まず僕からですか?わかりました、おけいはんになりきりましょう(笑)。
取材スタッフが手にした見本を参考に、山口コーチが所定の位置にスタンバイ。この連載に初登場ながら堂々として、ポーズもバッチリ決まっています。続いては中村選手の番。日に焼けた肌もスマイルも爽やかそのもので、一同思わず拍手!最後は満を持しての西川選手です。中村選手と山口コーチのアドバイスを受けて、少し照れながらのおけいはんポーズ。シャイなほほえみも西川選手らしく、そのままポスターにしたくなる、それぞれ素敵なワンショットをいただきました!
みなさん、やっぱり爽やかさが違いますね♪
僕らもチームのポスターなんかで撮影してもらうことはありますけど、こういうのは慣れないですよね(笑)。
カメラの前で「笑って」って言われるのが慣れないし、照れます…。
コーチの僕はなおさらこういう撮影はないしね。いい経験になります。
ポスター風の撮影の後、「宇治市源氏物語ミュージアム」から「さわらびの道」へ。『源氏物語』宇治十帖のひとつ「早蕨(さわらび)」(48帖)にちなんだ石畳の散策路で、古くから信仰を集める世界遺産・宇治上神社や宇治神社が鎮座しています。
平等院へ向かう表参道はお土産屋さんとかカフェが並んでにぎわっているけど、こっちの道はすごく落ち着いた雰囲気。
こういうところで散策ってあんまりしたことがないから新鮮かも。
小さい頃、家族に平等院へ連れてきてもらったことはあるんですけど、車で移動してたのでこういう場所があるって知らなかったですね。
石畳の道も風情あるよね。
今日は人通りも少ないし、自然を楽しみながらのんびり歩けますね。
でも、ケイタロウ(西川選手)は身長がある分、歩くのが早いわ!
おいおい、気づいたらかなり前のほう歩いてるやん!
「さわらびの道」から宇治神社を参拝し、川沿いへ向かうと、宇治川に架かる朱色の朝霧橋が現れます。朝霧橋は宇治公園と結ばれ、さらに橘橋で対岸へ渡った先には世界遺産・平等院があります。
朝霧橋のたもとに設置されている『源氏物語』宇治十帖のモニュメントは観光客に人気のフォトスポット。もちろん3人で記念撮影!
宇治と言えばやっぱり宇治茶!注目の抹茶スイーツに舌鼓♪
平等院の門前に続く平等院表参道には宇治茶の老舗や土産物店、食事処などが軒を連ねています。そのうちの1軒、「ICHIGO(イチゴ)」は K PRESS5月号 宇治特集にも掲載しているお店。和食の料理人だった店主が厳選した素材で作る、こだわりの抹茶スイーツなどが味わえるお店です。
あ!このお店ってさっき見たK PRESSの特集に載ってたとこ?
うん。抹茶スイーツが好きだから、実はこっそりチェックしてた♪
誌面で紹介してるスイーツ、どれもおいしそうですよね。これは食べられるんですか?
もちろんです!本日はK PRESS5月号で紹介している「宇治抹茶パフェ」と「宇治抹茶モンブラン苺のせ」、そして「宇治抹茶と苺のかき氷」をご用意いただきます。
やった♪でも抹茶スイーツは好きだけど、実はかき氷は苦手なんよね。
なんで?夏とか暑いとき、かき氷は最高じゃない?
最近はいろんな種類のかき氷があるし、抹茶とかあっさりしてそうですよ?
う~ん、かき氷は…。アイスクリームとかは食べれるねん。
かき氷が苦手な人ってあんまり聞いたことないな。もしかして冷たいのが苦手?
そう!キーンとなるのがちょっと…。だから今回はパフェがいい!!
いいよ。じゃあ、かき氷もらっていい?
僕はこの宇治抹茶モンブランのアイスクリームで!
抹茶スイーツって抹茶の濃さとか種類がいろいろあるけど、宇治茶の本場なら本格的な抹茶スイーツが食べられそう!
この写真の見た目からして、抹茶が濃そうですよね。
テラス席で楽しく話をしていると、中村選手が選んだ「宇治抹茶パフェ」が登場!カクテルグラスのような器に入った美しいビジュアルのパフェを目の前にして中村選手は大喜び!
次に運ばれてきたのは西川選手の「宇治抹茶モンブラン苺のせ」。味わう前に西川選手もカメラに向かってにっこり。
そして「宇治抹茶と苺のかき氷」も到着し、抹茶が大好きな山口コーチはひときわ嬉しそうにポーズをとってくれました。
いただきます!うわ!僕の宇治抹茶パフェ、抹茶の香りがしっかりしてる!
僕の宇治抹茶モンブランのモンブランクリームも抹茶がすごく濃いですよ。
僕の選んだかき氷は氷がふわふわ!抹茶ソースの香りもすっごくいい!
このパフェ、いろんな種類のジェラートが入ってるし、白玉とかわらび餅とかいろんな層が楽しめるのもいいなぁ。
しゅんすけ(中村選手)、かき氷ちょっと食べてみる?
苦手って言ったやん…(笑)。
おいしいから大丈夫!
もう~、でもせっかくやしな。(ひと口もらう)
どうですか?
あ!おいしいわ!でも全部食べるのは…(笑)。
こんなにおいしいのになぁ(笑)。かき氷の白いクリームは生クリームかと思ったら白あんだって。味もおいしいし、エスプーマとかおしゃれやね。
モンブランも濃厚だけどあっさりしてるから、気軽に食べられそう。これからの暑い季節におすすめですね。
「ICHIGO」自慢のひんやり抹茶スイーツを堪能した3人は、平等院表参道の散策を楽しみながら、宇治橋へやってきました。橋の手前には大河ドラマの主人公、紫式部の像が建てられています。こちらと宇治橋の上でも記念ショットを撮影し、今回の取材はすべて終了。みなさんに全体を通しての感想を訪ねてみると……?
以前にもK PRESS探険隊の取材で宇治に来たことはあったけど、『源氏物語』とか抹茶づくり体験とか、テーマが違うとまた見方も変わっていいですね。
平等院表参道の街並みを見て、子どもの頃、ここへ来たことを思い出しました(笑)。大人になってからの観光はまた楽しみ方も違うから新鮮でした。
選手のみんなは取材とはいえ、おいしいグルメを食べたり体験をしたり、こんなに楽しいんですね(笑)。また次も機会があれば参加したいな。
これもちゃんとお仕事です(笑)!
帰ったらまたすぐに練習ですし(笑)。
そういえば今回、「茶づな」でケイタロウはもう一人のお母さんに会えたしな(笑)。
ちょっとしばらく思い出し笑いしそうなんで止めてください(笑)。宇治の思い出、それだけになっちゃいそうなんで(笑)。
宇治は宇治茶にも、『源氏物語』にも、ケイタロウのお母さんのそっくりさんにも会えるまちってことで(笑)。
ケイタロウのファンの人たちが宇治に集まったらどうしよう(笑)。
中村選手、西川選手、山口コーチが巡った宇治のまちには、まだまだ伝えきれない魅力がいっぱい。風流なかがり火の中、船に乗って匠の技を見られる「 宇治川の鵜飼」(2024年7月1日~9月30日)、宇治公園周辺一帯がライトアップされる「 京の七夕 in Uji」(2024年8月2日~4日)など、夏は夜のイベントも楽しめます。いま注目の宇治をゆっくり散策してみませんか?
【PRESENT】
中村選手、西川選手、山口コーチの直筆サイン入り「源氏物語クリアファイル」を1名様にプレゼント!
「とにまる 茶づな本店」(「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」1階)併設の「光る宇治土産集合ショップ」でゲットした「源氏物語クリアファイル」に、3人のサインをいただきました!
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応募締め切り:8月20日(火)
※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます
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