京阪沿線 青もみじ&初夏の花2024
スマホで簡単!撮影テクニック(青もみじ&初夏の花編)

スマホ片手に新緑きらめく初夏の京阪沿線へおでかけしませんか。
青もみじにバラやあじさい、花しょうぶなど、季節をさわやかに彩る美しい光景を簡単・キレイに撮影するコツをご紹介します。

※スマートフォンの機種などにより、操作方法や設定が異なる場合があります

光の向きを味方につけよう!

野外の撮影では太陽(光源)の当たる向きによって被写体の印象が変わります。太陽を背中にして撮る「順光」は、影が出にくく色鮮やかでフラットな印象に。反対に太陽を前にした「逆光」で撮ると、光が被写体を透過してふわっとした優しい雰囲気を演出できます。また真横から太陽が当たる「サイド光」では被写体の凸凹に併せて陰影ができるため、立体感やメリハリのある写真になります。

明るさを変えた複数枚の写真を自動で合成してくれるHDR(ハイダイナミックレンジ)機能をオンにして撮影すると、逆光写真でも明暗のバランスがとれた雰囲気の良い写真が撮影できます。

周りをうまくぼかしてみよう!

バラやあじさいなど、フォーカス(焦点)を合わせた花をしっかりと目立たせたい時は、主役となる被写体に約10~20cmほど近づいてスマホを構え、焦点を絞って周囲をぼかすことでより主役の花が際立ちます。またAE(明るさ)とAF(焦点)を固定して撮影できる「AE/AFロック機能」を活用すると、被写体のみにピントが当たり、背景や手前の花をぼかしたりと表現の幅が広がります。

前をぼかした写真はふんわり柔らかい印象に

iPhoneでは撮りたい花にピントを合わせて画面を長押しすると黄色い四角枠が表示されてAE/AFロックがかかります。

様々なアングルで撮ってみよう!

同じ被写体でもアングル(角度)やポジション(カメラ位置)によって写り方に変化をつけることができます。水平(真横)から全景を撮影する時は、画面上にグリッド(補助線)を表示し、格子状の線や交点に被写体をバランスよく配置すると、安定感のある美しい構図になります。他にも空を見上げるような角度で撮る「ローアングル」、密集した花々を上から撮る「ハイアングル」など、撮りたいイメージに合わせて使い分けてみましょう。

iPhoneでは本体の「設定」の中にある「カメラ」項目から「グリッド」をオンにします。

個性が光る写真に挑戦しよう!

光やぼかし、アングルの工夫に慣れてきたら、人物の手足や子どもの後ろ姿、生き物などのワンポイントを入れてオリジナリティ-あふれる1枚に挑戦してみましょう。水面などの反射を利用して撮影する「リフレクション写真」は、スマホを天地逆さまにすると幻想的なシンメトリーフォトが撮れます。夜景の撮影ではストロボをオフにしてAE/AFロックを使い、明るさ調節機能で調節して撮影しましょう。

iPhoneでは黄色いフォーカス枠の右に表示される太陽のアイコンを上下に動かすことで、画面の明るさが調整できます。また、水たまりなどでリフレクション撮影をされる場合はスマホを落とさないよう注意してください。

※デリケートな花や茎に直接手で触れることはやめましょう
※写真を撮るときは、他の見物客や車などに十分注意してください
監修・写真提供(①②③)/杉沢栄梨(フォトグラファー)

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