スマホ片手に新緑きらめく初夏の京阪沿線へおでかけしませんか。
青もみじにバラやあじさい、花しょうぶなど、季節をさわやかに彩る美しい光景を簡単・キレイに撮影するコツをご紹介します。
※スマートフォンの機種などにより、操作方法や設定が異なる場合があります
スマホ片手に新緑きらめく初夏の京阪沿線へおでかけしませんか。
青もみじにバラやあじさい、花しょうぶなど、季節をさわやかに彩る美しい光景を簡単・キレイに撮影するコツをご紹介します。
※スマートフォンの機種などにより、操作方法や設定が異なる場合があります
野外の撮影では太陽(光源)の当たる向きによって被写体の印象が変わります。太陽を背中にして撮る「順光」は、影が出にくく色鮮やかでフラットな印象に。反対に太陽を前にした「逆光」で撮ると、光が被写体を透過してふわっとした優しい雰囲気を演出できます。また真横から太陽が当たる「サイド光」では被写体の凸凹に併せて陰影ができるため、立体感やメリハリのある写真になります。
バラやあじさいなど、フォーカス(焦点)を合わせた花をしっかりと目立たせたい時は、主役となる被写体に約10~20cmほど近づいてスマホを構え、焦点を絞って周囲をぼかすことでより主役の花が際立ちます。またAE(明るさ)とAF(焦点)を固定して撮影できる「AE/AFロック機能」を活用すると、被写体のみにピントが当たり、背景や手前の花をぼかしたりと表現の幅が広がります。
前をぼかした写真はふんわり柔らかい印象に
同じ被写体でもアングル(角度)やポジション(カメラ位置)によって写り方に変化をつけることができます。水平(真横)から全景を撮影する時は、画面上にグリッド(補助線)を表示し、格子状の線や交点に被写体をバランスよく配置すると、安定感のある美しい構図になります。他にも空を見上げるような角度で撮る「ローアングル」、密集した花々を上から撮る「ハイアングル」など、撮りたいイメージに合わせて使い分けてみましょう。
光やぼかし、アングルの工夫に慣れてきたら、人物の手足や子どもの後ろ姿、生き物などのワンポイントを入れてオリジナリティ-あふれる1枚に挑戦してみましょう。水面などの反射を利用して撮影する「リフレクション写真」は、スマホを天地逆さまにすると幻想的なシンメトリーフォトが撮れます。夜景の撮影ではストロボをオフにしてAE/AFロックを使い、明るさ調節機能で調節して撮影しましょう。
※デリケートな花や茎に直接手で触れることはやめましょう
※写真を撮るときは、他の見物客や車などに十分注意してください
監修・写真提供(①②③)/杉沢栄梨(フォトグラファー)