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「京の冬の旅」に行きたいのですが、
どうやって巡ればいいのかわかりません…。

こんにちは!京都ツウの女子大生、ミヤコです。今回は「京の冬の旅」についてのご相談ですね。今回で59回目を迎える「京の冬の旅」とは、普段公開されていない文化財が特別に公開されるキャンペーン。今年は全部で15件の貴重な文化財が公開されます。「どこから見に行こうか、迷ってしまう…」という人には、「おこしバス」がおすすめやで!

「おこしバス」なら、あったか&スムーズ!
テーマに合わせて巡る特別コースを運行中

今年の「京の冬の旅」のテーマのひとつは「世界遺産登録30周年」。「古都京都の文化財」が世界遺産に登録されて30年を迎えるのを記念して、通常非公開の文化財がドドーンと公開されていますよ。「おこしバス(京都定期観光バス)」では、それらを巡る4つのコースを運行中。そのうちのひとつ、L1コースを体験してきました!

「京都定期観光バス」L1コース「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」

L1コースは「京の世界遺産 特別公開の五重塔と名建築探訪」と題して、天龍寺、仁和寺、東寺を巡ります。ウチが乗車した日は、なんと雪!まさに「京の冬の旅」にふさわしい1日となりました。でも、バスの車内はぽっかぽか!ガイドさんお手製のパネルを使った説明を聞きながら天龍寺へ向かいます。

「京都定期観光バス」バスの車内とガイドさん

天龍寺では、「京の冬の旅」では初公開となるふたつの茶室「甘雨亭(かんうてい)」と「祥雲閣(しょううんかく)」を見学しました。こちらは「甘雨亭」を外から見たところ。実際には、現地のガイドさんの解説を聞きながら茶室に入って観覧します。数人ずつに分かれて入るくらい小さな空間やのに、なぜか広がりを感じる不思議な空間やったわぁ。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」天龍寺

写真提供:天龍寺

こちらは「祥雲閣」。先ほどの「甘雨亭」は裏千家のお茶室やねんけど、こちらの「祥雲閣」は表千家の名席「残月亭(ざんげつてい)」の写し。「残月亭」言うたら、利休さんが聚楽屋敷に造った茶室で、豊臣秀吉が茶室内の柱にもたれて月を眺めたことからその名が付いたそうですよ。こちらも中に入って見学できます。茶道具なども置いてあって、イメージしやすかったなあ。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」天龍寺の祥雲閣

写真提供:天龍寺

天龍寺では、国の史跡・特別名勝に指定されている曹源池庭園も散策しました。「バスツアーってせわしないような気がして…」と思ってる人もいはるかな。でも、「おこしバス」なら大丈夫!バスの中で見どころの説明もしっかりしてくれはるし、スケジュールにも余裕があるので、ゆっくりじっくり見て回れます。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」天龍寺の曹源池庭園

写真提供:天龍寺

庭園を堪能したところで、お昼ご飯の時間です。庭園内にある天龍寺直営の「篩月(しげつ)」で精進料理をいただきました。彩りがとても鮮やかで、ミヤコびっくり!立派な堀川ごぼうや濃厚な胡麻豆腐、おだしとユズが利いた煮浸しなど、どれもおいしくて、冷えた体をホカホカに温めてくれました(毎週木曜は「湯豆腐嵯峨野」の湯豆腐に変更となります)。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」天龍寺直営の「篩月(しげつ)」

午後からは仁和寺に向かいます。仁和寺では経典が収められた経蔵と五重塔が見学できます。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」仁和寺

経蔵では、仁和寺のお坊さんによる解説がありました。私たちにも分かりやすく話してくださいましたよ。小さな引き出しがなんと700以上もある八角形の輪蔵(りんぞう)は圧巻。1カ所開けてあって、実際に中の経典を見ることができました!

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」仁和寺のお坊さんによる解説

五重塔は外から中が見えるようになっています。たくさんの仏様がいらして、その華やかなことと言ったら…。なんだかとってもありがたい感じがしましたよ。弘法大師空海も描かれています。経蔵でお話をしてくださったお坊さんが見分け方をおしえてくださるので探してみてな。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」仁和寺の五重塔

最後は東寺へ。京都のシンボルとも言える五重塔の初層が公開されていて、実際に中に入ることができます。仁和寺の五重塔は胎蔵界、東寺の五重塔は金剛界、真言密教のふたつの世界をそれぞれに表しているので見比べてみてな。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」東寺

ウチ、塔の中に入るのも初めてで…。それだけでもワクワクしたんやけど、現地ガイドさんが「塔は何度も落雷にあっているけど、構造は空海さんが建てはったときと何もかわっていないのです」という説明には感動!弘法大師のすごさを改めて実感して帰路につきました。

「第59回京の冬の旅 世界遺産登録30周年」東寺の五重塔

「おこしバス」では、このL1コースのほかに、名庭園を巡るL2コース、洛陽三十三所観音霊場のうち3カ所を巡って貴重な仏様を拝むことができるL3コース。そして、様々な襖絵を堪能するL4コースの4コースを運行中。底冷えの京の町を暖かポカポカのバスで効率よく移動でき、さらにおいしいお昼ご飯がついているのも「おこしバス」の魅力!「京の冬の旅」を巡るなら、ぜひ「おこしバス」を利用してな!

京都定期観光バス

おこしバス 第59回京の冬の旅特別コースについてはこちら

※2025年1月現在の情報です

今回紹介した施設は…