京阪グループおトク情報

KYOTO, SMART STYLE

京都が好きで何度も訪れています。
そんな京都ツウの私を満足させてくれる観光プランってないですか?

こんにちは〜、京都ツウの中の京都ツウ、コトさんです。今回のお悩みは、コトさんと同じ京都ツウの方から、京都が好きすぎて普通の京都観光ではもう物足りないというお悩み。そんなアナタにコトさんがオススメしたいのはこちら!

京都定期観光バスだけの
スペシャルプランで夜観光を

何度も京都を訪れている京都ツウの皆さんにこそ、コトさんがオススメしたいのが京都定期観光バスの「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」。京都定期観光バスのためだけの特別コースでな、完全貸切でじっくりとお寺を拝観できる上、おいしい料理も堪能できるというスペシャルプランやねん。では、さっそくJR京都駅烏丸口からしゅっぱーつ!

京都定期観光バス「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」

感染症対策のため、対面でのガイドは最初の挨拶のみ。乗客のみなさんの温かい拍手のあと、ガイドさんはステップ下で進行方向を向いて説明してくれますよ。バスは約5分に一度車内の空気が全部入れ替わるしくみになってるし、さらに窓も自由に開けられるのでご安心を!そうしているうちに、最初の目的地、雲龍院に到着しました。

京都定期観光バス「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」

辺りはもう真っ暗!雲龍院は皇室とゆかりの深いことで知られる泉涌寺(せんにゅうじ)の別院。泉涌寺山内でも本坊南側の高い所に立っています。ひっそりとした雰囲気に厳かさを感じましたよ。ライトアップされた参道を歩いて、お堂の中へ向かいます。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」雲龍院ライトアップされた参道

この時間は京都定期観光バスだけの貸切タイム!ご住職自らが丁寧に説明しながら案内してくださいます。雲龍院は皇室の中でも南北朝時代の朝廷・北朝の歴代天皇をおまつりしているお寺やねんて。武家との関係とか、現在の皇室との関わりとか、いろいろな切り口で説明してくれはって、めちゃめちゃ勉強になりました!

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」ご住職自らが丁寧に説明しながら案内

雲龍院はすごく見どころの多いお寺さんでな、こちら「れんげの間」では雪見障子のガラス窓から絵のような景色を見ることができます。部屋の片隅におざぶが敷いてあって、そこに座って庭を見ると、左から椿、灯籠、楓、松がそれぞれ額縁に入った絵のように見えるねん!あ、「おざぶ」ってわかるやろか。「お座布団」のことやで。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」雲龍院「れんげの間」雪見障子のガラス窓

こちらは有名な「悟りの窓」。まん丸は禅における悟りに境地を表す形やからそう呼ばれてます。窓の向こうには梅、カイドウ、シャクナゲが植えられてて、季節ごとに様々な景色が楽しめるそう。冬の夜の景色もすてきやったなあ…

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」雲龍院「悟りの窓」

雲龍院には四角い「迷いの窓」もあります。禅宗寺院の多い京都やけど、この「悟りの窓」と「迷いの窓」があるところはあまり多くないので、これは貴重な機会やと思います。ほかにも菊の御紋をあしらった庭や水琴窟(すいきんくつ)などもありました。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」雲龍院の菊の御紋をあしらった庭や水琴窟(すいきんくつ)

コトさんがいちばん気に入ったのはこちら。床の間の月影!これは、床の間の一角に三日月型に穴が空いてて、そこから月の光が入ってきてこんなふうに見えてるねん。粋な意匠やなあ。一緒になったみなさんもそれぞれにお気に入りを見つけて大満足やったようで「これはなかなかできない経験だね」とか、「来てよかったねえ」という声が聞かれましたよ。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」雲龍院の床の間の月影

極楽のような禅寺で
普茶(ふちゃ)料理を楽しんで

雲龍院を堪能した後は、夕食に向かいます。夕食の場所はレストランとちゃうで。閑臥庵ていう黄檗宗の禅寺でいただきます。黄檗宗の伽藍(がらん)建築は中国風なのが特徴。こちらの山門もほら、卍(まんじ)くずしの欄干が中国っぽいですねえ。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」閑臥庵

閑臥庵では、江戸時代に黄檗宗の伝来とともに伝えられた中国式の精進料理「普茶料理」をいただきます。宇宙を象徴する五色(青・黄・赤・白・黒)の素材に、「はしり」「旬」「なごり」を取り入れている普茶料理はそれぞれの料理ごとに味わいが違っていて、すごく驚きの多いお重となっていました。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」閑臥庵の中国式の精進料理「普茶料理」

食事が終わった人から自由にお堂を見て歩きます。ガイドさんにおすすめを聞いたら、「やっぱり、あのご本堂のライトアップですかね。極楽のようでしょう?」とのこと。山門をくぐった後に一度見てるんやけど、コトさん、ご飯のことで頭がいっぱいでちゃんと見てなかったからもう一度見に行きましたよ。…確かに!強烈なインパクト。瓦屋根やねんけど、まるで真新しい銅葺きのように輝いていました。

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」閑臥庵の本堂のライトアップ

閑臥庵でも庭園を散策したり、ご本尊や雲龍の描かれた天井画などをゆっくり拝見してから帰路につきました。京都定期観光バスの夜のコースでは、出発したJR京都駅以外にも地下鉄四条駅やいくつかのホテル前などでも下車することができます。宿泊先の近くやその後の予定に合わせて利用してな!

「雲龍院の特別拝観と閑臥庵(かんがあん)〈Eコース〉」夜のコース

さて、これでコトさんからのご案内はおしまい。どやろ、お気に召したやろか? このコースの所要時間はおよそ3時間半。コンパクトにいろんな魅力が詰まったプランです。京都ツウのみなさんにもきっと喜んでもらえると思います!

運行は土・日曜限定(運休あり)。「乗りたい」って思った人は即予約してな!

予約はこちら

※2023年1月現在の情報です

今回紹介した施設は…

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