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KYOTO, SMART STYLE

京都迎賓館に行ってみたいんだけど、何やら手続きが難しいような…

こんにちは~、コトさんやで~。京都愛でいっぱいのオバチャンやで。
いや、オネエサンて言うてもらおかな。ま、そんなんはどうでもええわ。
今回のお悩みは、そう、京都迎賓館!
コトさん、こないだ行ってきたんやけど、すばらしかったわ~。
ぜひ、みなさんにも体験していただきたい!
というわけで、オススメの方法はこ・ち・ら!

京都定期観光バスなら簡単に参観できる!

京都迎賓館って言うのは、海外からの賓客をおもてなしするための国の迎賓施設。東京にある国宝の迎賓館赤坂離宮は洋風の宮殿建築やけど、京都御苑の中にあるこちら京都迎賓館は日本建築の長い伝統の粋と美しさを現代の建築技術と融合させる「現代和風の創造」を目指して設計された建物で、館内の至るところに日本の匠の技が活用されています。

参観の方法は、自分で見てまわる「自由参観方式」とガイドさんの説明を聞きながら参観する「ガイドツアー方式」があるねんけど、時期によって変わるから、事前に京都迎賓館のホームページは要チェック!あと、ガイドツアーは一度に入れる人数が限られてる上、すごい人気やから予約もなかなか取れへんって言う話もちょこちょこ聞くなあ。そんな時にオススメなんが京都定期観光バスの[伝統の粋、京のもてなし「京都迎賓館」と北野天満宮・上七軒]コース。京都迎賓館のガイドツアーに加えて、北野天満宮と花街・上七軒を巡ります。

さて、京都駅烏丸口の「定期観光バスのりば」でバスに乗車!さっそく、京都迎賓館へ向かいます。ガイドさんとご挨拶したら、京都迎賓館の説明や参観の注意点を聞きます。荷物の預け方や撮影禁止の場所、さらにはお手洗いのタイミングまで、きめ細かく教えてくれはるから、めっちゃ安心したわ。で、あっという間に京都御苑に到着~。

京都御苑って広いねんなぁ。コトさんやら京都人にとっては公園のように親しみのある場所やけれど、明治時代まではここらは公家屋敷やってんで。話を聞きながら歩いているうちに、いよいよ京都迎賓館に到着しました!あ~、ワクワクするわ~。

入念なチェックの後、館内へ。京都定期観光バスのツアーでは、自由参観ではなく、ガイドツアーで参観します。館内全部と言っていいほど、そこかしこに日本の伝統技能が詰まってるから、説明は絶対欲しい!国賓が来られた時のエピソードを聞いたりもできたで!

コトさん渾身の写真、見てくれはる?
まずは、入ってすぐのこちら。空気がさっと変わるねん。まさに別世界。一緒に見てたみなさん、言葉を失ってはったよ。

で、こちらが「夕映(ゆうばえ)の間」の壁面装飾。愛宕山に夕日が沈む様子が描かれてるねん。って、絵ちゃうねん!織物やねん。びっくりしたわ~。綴れ織って言う技法やって。近くで見て二度びっくりやったわ~。ちなみのこの部屋は大臣会合の会議や立礼式のお茶のおもてなし、晩餐会の待合などで使われるそう。コトさんも大臣さんになった気分でお部屋を歩いてみましたよ。

で、こちらは晩餐会や歓迎式典が行われる豪華な藤の間。とにかく広い!

こちらも綴れ織の技法を用いた壁面装飾。藤の花など39種類の日本の草花が色とりどりに描かれていて、「おもてなしの場」にふさわしいなあと思ったわ。ちなみに、部屋の名前の由来になった藤の花言葉は「歓迎」なんやて。

舞台扉も見てみて~。截金(きりかね)の技法が施された作品「響流光韻(こうるこういん)」。金箔と銀色のプラチナ箔が、互いの美の長所を引き立てながら、2つの色が交差するさまに「人と人との出会いもそうありたい」との願いが込められてるねんて。さりげないようでいて、とっても豪華!そして、繊細!

次に「桐の間」へ。ここは和食を提供する和の晩餐室。56畳の広さがあって、最大24名までの会食ができるこの部屋では、京料理でおもてなしをするんやて。桐の間には釘隠しや襖の京唐紙など、部屋の随所に日本国政府の紋章であり、京都迎賓館の紋章でもある「五七の桐」が使われてるんやで~。部屋の名前もこの紋章の名前からつけられたんやって。

内閣府京都迎賓館ウェブサイトより

中央に据えられた美しい座卓は長さ12mもあるねんで。座卓の下は掘りごたつに。これなら海外からのお客さまも安心ね。この美しい塗りには感動。漆を塗った後、光沢を出すために素手で磨いて鏡のように仕上げているんやて。お庭の緑が映ってとっても素敵やったわ。

お庭も撮ってみたえ。錦鯉が優雅に泳いではったわ。遠くの木は京都御苑の木々。周りの景観をも取り込むという日本人ならではのお庭作り。日本の美ってこういうのんを言うのやなあと改めて思った次第やで。

そんなこんなで、およそ70分の参観は終了。記念品を買ったり、参加者同士お話ししたりしながらバスに戻ってランチに向かいます。ちなみに今回乗車したバスは見ての通り「舞妓号」。通常のバスよりも1列少なくて、おかげで座席はゆったりしてるねん♪ほかに、芸妓号と太夫(たゆう)号もあるねん。京都らしおすなあ。

お楽しみのランチは京都ホテルオークラの中国料理「桃李」にて。おひとり様参加でもテーブルをひとつずつ用意してくれてはって、逆に恐縮するくらい、ゆったりと食事を楽しませてもらったえ。とーってもお上品な味付けで、それでいて多彩な味わいでした。お食事の間に参加者同士も打ち解けてきて、おしゃべりも弾む、弾む。バスに乗り込んだのは、集合時刻ギリギリやったわ。

そして、次は北野天満宮へ。今年は暖かいから梅の花が見られるかもね、なーんて話ながら、境内に向かったら、

本当に梅が!紅梅も白梅も咲いていて、それはそれはいい香り。境内では自由散策やったので、御朱印を受ける人、お守りをお土産にしたいにと選ぶ人、はたまた門前の名物を買いに走る人も。コトさんは、梅の花の写真を一生懸命撮ってたわ。

そして、最後に向かったのは花街・上七軒の歌舞練場。女将さんに花街の歴史や上七軒のこれまで、祇園との違いなどをお話ししてもらってから、ゆっくり歌舞練場内を見せてもろてん。2階席へも上がってみたで。驚くほど舞台との距離が近くてなあ。舞妓さんや芸妓さんの舞がよく見えるやろなあ。

最後の最後は、歌舞練場の喫茶「茶ろん」でティータイム。コーヒーや紅茶でひと休みしてから、一路、京都駅まで帰ります。京都迎賓館から京都ホテルオークラ、上七軒歌舞練場までいろいろな「おもてなし」の形を見たり、体験した1日。程よく疲れた体をシートに預けて、コトさん、うっかり寝てしまったわ。帰り道にがんばらんでいいのも、バスツアーのいいとこやんなあ。

この京都迎賓館の参観ツアーの日程は、パンフレットには載ってなくてな、決定次第随時、ウェブサイトに掲載されるねん。今のところ運行が決定しているのは2月21日(金)と28日(金)!興味のある人は、ぜひ、時々京都定期観光バスのウェブサイトをチェックしてな!そして、見つけ次第、予約してな!ホンマに、ホンマにオススメやし!

※2020年2月現在の情報です

今回紹介した施設は…

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