KYOTO, SMART STYLE

こんにちは！京都生まれ、京都育ち、京都大好きの女子大生・ミヤコです。
今回のお悩みは和食のランチ。
たしかに、和食文化の中心とも言える京都やもん。
ランチかって、こだわりの和食を食べてみたくなる気持ち、ウチもよう分かる！
では、うちのオススメを紹介するな。

KIZAHASHIのお弁当

ウチがこないだ行ってきた日本料理店がとにかくめっちゃ良かったしご紹介するな！場所はJR京都駅東側に立つホテル「ザ・サウザンド キョウト」の中にある日本料理店「KIZAHASHI」。料理長の早見義昭さんは京都吉兆で修行を積んだ後、「ザ・リッツ・カールトン京都」の日本料理店「水暉（みずき）」で副料理長を務めた経歴を持ちます。

お店はこんな感じ。駅のすぐそばとは思えないほど落ち着いた雰囲気じゃない？涼やかな竹の間から日射しがやわらかく差し込む明るい空間でな、信じられへんくらい静かやねん。お友達同士はもちろん、お仕事関係の人とちょっと改まったランチを、っていう時にもぴったり。ちなみに個室もあるので、希望があればぜひ！

お昼は3つのコースとお弁当があります。ウチが楽しませてもろたんは「きざはし重ね SEN -千-」。3段重ねのお弁当箱に様々なお料理が詰められた楽しいランチです。

先付は胡麻（ごま）豆腐。胡麻豆腐って普通、白ゴマやん？でもな、白ゴマと黒ゴマそれぞれの胡麻豆腐がマーブル状になっててん。一緒に行った友達が「大理石かと思った！」って驚いてて、めっちゃ笑ったわ～。こういうサプライズはお料理を楽しむのにすごい大切なことやとウチは思うねんなあ。この胡麻豆腐のおかげで、ウチら、ググッとお料理に引き込まれていきました。

食べ方も楽しいねん。フリーズドライにしたフキノトウが添えられててな、それを指でくずしてパラパラッとふりかけ風に。ほろ苦さが春を感じさせてくれました。

椀物をいただいた後、いよいよお弁当箱！ワクワクする～。メニューは月替わり。このときの3段重ねの上段は、信州サーモンの昆布〆など4品。一見、イクラのように見えるのは調味料でな、スダチ風味としょう油風味、2つの味のものが散らしてあるねん。サーモンと一緒にいただけば、口の中でスダチやらの味がプチプチッと出てきて、とても変化のある味わいに。昆布で〆るという日本料理の王道とも言える調理法に、早見料理長の遊び心が絶妙にマッチした一品でした。

中段には、サワラの西京焼き。京都らしい一品に添えられているホタテのあられ揚げが斬新やったな～。下段には季節野菜の炊き合わせ。鶏のつみれや淀大根などがほっくりと炊き上げられていました。このあと、ご飯とデザートで終了。驚いたのが、食材の豊富なこと！何種類の食材が使われてるんやろうと数えたくなるほどやったよ。季節の味を様々な形で楽しませてもらいました！

ちなみに、3月のお料理はこちら！桜の花びらをイメージさせるものが、そこかしこにあしらわれてるな～。ウチ、3月も食べに行こかな♡

そして、ミヤコの耳より情報！この「ザ・サウザンド キョウト」は1月29日に開業１周年を迎えてん。全館で様々なアニバーサリーフェアをしてるねんけどな、「KIZAHASHI」でも「1st Anniversary Lunch」が提供されているんよ（3月31日まで）。ホテルのシンボルとも言える大階段が32段あることにちなんで、32の食材を使った華やかなメニューです。

「ホンマに32種類の食材なんですか？」と早見料理長に尋ねたら、「もっとあるかもしれません」とニッコリ。「まず、こちらから味わってみてください」と促されたのが、食前のお楽しみとして提供されている「ひとくち鰹出汁」。え？だしを飲むの？と思ったけど、飲んでみてビックリ！濃厚なのに、全然重たくなくて、食欲が湧いてきたわ。

実は、早見料理長のだしへのこだわりは、並大抵ではないねん。選び抜いた2種類の昆布から丸1日かけてじっくり旨味を抽出。さらに低温でじっくり温めます。そこへ削りたての鰹節をサッとはなすのだそう。「だしは核ですから」と明るく笑わはる、とっても気さくな料理長さんやったけど、お料理への熱意があふれるお話には驚かされることばかりやったわ。

「日本料理の正統をしっかり抑えた上で、自分なりの創意工夫を重ねていきたい」と言う早見料理長。そのお料理は、楽しい仕掛けが散りばめられていながらも、日本料理らしさを感じさせてくれるものばかり。安心感とサプライズが見事なバランスで調和してるなあとウチは思うねん。伝統だけでなく、「今」も感じさせてくれる日本料理店「KIZAHASHI」。ぜひ、行ってみてな！

※2020年3月現在の情報です