京阪グループの取り組み

地域活性化に貢献する快適なクルーズの取り組み

大阪水上バスでは、天満橋・八軒家浜船着場と枚方船着場を結ぶクルーズ「淀川浪漫紀行」や「スイスク」の運航に取り組んでいます。「淀川浪漫紀行」は、枚方市および国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所、京阪ホールディングスと連携し実施しているもので、淀川舟運の活性化を推進し、淀川沿川のまちの魅力を高め、地域への来訪・交流を促進する取り組みです。約3時間のクルーズでは、江戸時代に盛んだった京都・伏見と大坂・八軒家を結ぶ淀川舟運を体験すべく、淀川語り部による流域案内や「三十石船唄」の音色を楽しむとともに、パナマ運河方式の毛馬閘門の通過体験や、淀川の雄大な景色をお楽しみいただけます。「マイクロツーリズム」として、日常から切り離された優雅な船旅で、歴史再発見で知的好奇心を満たしながら、淀川の自然の中で心と体もリフレッシュできるとご好評いただいております。

また、枚方市や「市立枚方宿鍵屋資料館」と協力し、船内で地元物産の販売や地元イベントの紹介、枚方市の定例イベント「五六市」との連携を行っております。また、江戸時代に淀川を往来する三十石船の旅人に親しまれた日本酒を復刻した「枚方くらわんか酒」や、大阪天満宮の水を使用したビール「祝うてエール」を販売するなど、地元物産の販売にも取り組んでいます。

「スイスク」は、水辺の歴史、生き物、まちづくり、防災、船の5つのテーマを学び、淀川(水の路)への理解、関心を高め、河川愛護や淀川の活性化を目指す講座クルーズです。本企画を通して、乗船者が淀川(水の路)への理解、関心を高めることで、河川愛護の啓発や、淀川ならびに沿川地域への活性化につなげることを目指しています。なお、「淀川浪漫紀行」「スイスク」の運航に使用している船舶「ひまわり」は、明治時代に淀川を往来した川蒸気船をモチーフにして造られた、美しい外輪が特徴的なクルーズ船で、屋上のオープンデッキでは、淀川の歴史とロマンを感じながら景観を楽しむことができます。

また、船内トイレは一般的に排水を川に垂れ流す船が大半を占める中、排水を川に一切流さないシステムを採用するなど、河川環境に配慮した設備を備えております。この運航を通し、水の路(淀川)と陸の路(京街道)を淀川舟運とまちの賑わいでつなげ、地域のさらなる活性化をめざしてまいります。

淀川浪漫紀行
毛馬こうもん クルーズの様子
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