京阪グループの取り組み

食品ロスの削減、循環型農業への挑戦

GOOD NATURE STATION内の食品を扱う店舗では、食品ロスの量を可能な限り減らすだけにとどまらず、結果としてお客さまや生産者にとっての価値を生み出すことを目指しています。

例えば「KITCHEN」の看板メニューである5GOODサラダは味付けのソースとして、近隣のある豆腐屋で毎日捨てられる200kg以上のおからを活用できないかと考え、中近東の伝統的な料理である「フムス」をイメージして豆乳、スパイスで味付けをしたソースに生まれ変わらせました。それでも余ったおからは我々とつながりのある生産者に堆肥として譲り、そこで育てた野菜をサラダに使うという循環を実践しています。「ERUTAN」では捨てずにおいた野菜の切れ端で作ったジャムを、毎回風味が違うジャムとして朝食やケーキに添えて、提供しています。またこれまでに見たことのない菓子が並ぶ「RAU」でも個々のケーキごとにつくった型を用いることで、円形や四角形のケーキでは発生する「端」がなくなり、同時に独創的な形状をつくることに成功しています。

それでも避けられない食品廃棄物はNPO法人「日本食品リサイクルネットワーク」と協力し、館内に設置した生ごみ処理機にて堆肥化し、その堆肥を近江八幡市で減農薬農業を営む「近江園田ファーム」で肥料として活用します。2021年10月、その肥料を使って育てたお米を初めて収穫し、施設で提供しました。

単に食品ロスの量を減らすだけではなく、工夫と問題意識を共有するパートナーの協力によって、新たなおいしい!を生み出していきます。

堆肥
該当するプロジェクトガイドライン
  • 1GOOD forHealth
  • 2GOOD forMinds
  • 3GOOD forLocals
  • 4GOOD forSocial
  • 5GOOD forEarth
該当するSDGs目標
関連WEBサイト