左から、チームのまとめ役で兄貴的存在な清水邦広(しみずくにひろ)選手〈背番号1番、オポジット〉、物静かながら時に鋭いツッコミも繰り出す西川馨太郎(にしかわけいたろう)選手〈背番号19番、ミドルブロッカー〉、トークのキレに定評があるムードメーカーの中村駿介(なかむらしゅんすけ)選手〈背番号3番、セッター〉。
10月24日(金)に開幕する2025-26 大同生命SV.LEAGUE。参戦を控え、「世界最高峰のクラブ」を目指して日々練習に明け暮れる男子バレーボールクラブ「 大阪ブルテオン」のメンバーが京阪沿線の“ええとこ”をご紹介します。今回は清水選手、中村選手、西川選手の3人が出演する YouTube「京阪電車チャンネル」の撮影現場に潜入!広大な寝屋川車両基地で繰り広げられる撮影の裏側で実は、こんなことが起こっていました!和気あいあいとした現場の様子をたっぷりとお届けします。
京阪電車の秘密基地!?寝屋川車両基地に潜入!
京阪電車最大の車庫・工場である寝屋川車両基地にやってきた清水選手、中村選手、西川選手。ノリノリな清水選手、中村選手に反してクールな受け答えをする西川選手に中村選手がツッコミをいれるなど、YouTube撮影は明るい空気に包まれながらスタート!京阪電車車両部・鎌田さんから丁寧な解説を受け、見学の準備も万端です。
寝屋川車両基地についての想像を巡らせながら撮影開始を待つ3人。中村選手と西川選手は初訪問ということで心なしかソワソワ(笑)。
僕、以前に京阪電車のマナーポスターの撮影で来たことがあるんやけど、その時は次の予定もあったので、あまり長くいられなかったんよね。今日はじっくり見ることができるので楽しみ!
ここ(寝屋川車両基地)って14万平方メートルもあるんですね!パナソニック アリーナ65個分ってことは、え~っと……ざっくりですけど、バレーボールコートだと195個分になるのかな。
え、そんな素早く計算できるのすごくない!?というかコート195個分って、僕ら一生バレーボールできるやん!
14万平方メートルって、もう大きすぎて想像がつかないですね。街1個分ぐらいあるんじゃないですか!?
じゃ、今日のロケは街ブラのような感じで(笑)。
オープニング撮影の後は、鎌田さんの案内で留置線へ。線路を渡るときは安全のため左右を指で差して確認してから進みます。清水選手、中村選手、西川選手もそれぞれしっかり指差し確認!
普通では見られない光景にテンションが上がる選手たち。ビシッと指差し確認する姿がかっこいい!
留置線に留まっている電車の多さに驚きつつ、まずは「水都大阪」をイメージしてデザインされた3000系の車内へ。長身のバレーボール選手の“電車あるあるトーク”で盛り上がりました。
YouTubeの中では見られないお蔵出しショット。3000系にはゆったり座れる1人用シートがある。
車両間のドアは取っ手を握るとセンサーが感知し、自動で開く仕組み。
僕は地元も枚方市で京阪沿線なので、京阪電車の車両は学生時代から馴染みの深いものばかり。でも、こんな無人の状態で乗るのは初めて!車両について教えてもらうと、いろいろな工夫が込められているんだなって勉強になりますね。
それにしてもシートの座り心地がこんなにいいというのは、今日、改めて気付かされたよね。
もうソファと言ってもいいぐらいですよね。僕もプライベートでしょっちゅう京阪電車に乗ってるけど、車両の間のドアが自動で開くことに今さらながら感心しました。
さっき、自動で開いたのを見て素で驚いてたよな(笑)。昔はラッシュ時に自動で天井まで上がるシートもあって、京阪といえばこれ!という感じだった(2021年で運用が終了)。いつも乗ってた車両も時代に合わせて少しずつ変化しているんだなと感じますね。
車両を移動してプレミアムカーへ。高級感ある車内は座席も広く、思わずヘッドレストに頭を預けて目をつぶる清水選手の姿をカメラマンがキャッチ。
高級感あふれるプレミアムカーに感心する3人。運賃に400〜500円プラスするだけで乗れるという情報に驚きの表情を見せていた。
座席のあまりの座り心地の良さに清水選手もウトウト!?
初めて入ったというプレミアムカーですが、乗り心地はいかがですか?
いや~、最高ですね。シートの間隔が広いから向かい合わせにしてもひざが当たらないし、本当に快適です。
今後の移動は、ぜひプレミアムカーで!とチームにお願いしたいです。
京阪の路線が広がって、関西圏外への移動も全部プレミアムカーで行けたらいいのに(笑)。
ちなみにみなさん電車での移動中はどうやって過ごしているんですか?
僕はだいたい爆睡してますね。起きる頃には目的地に着いてます。
清水さん、いつも大きないびきかいてますよね(笑)。僕含めて、ほとんどの選手は最初、雑談とかしてますが、気づいたら寝てます。
僕はあんまり電車で眠くならないので、いつも起きてますね。
馨太郎の隣に座ると新大阪から新横浜ぐらいまで、ずっと話しかけられるから寝られないんですよ(笑)。
京阪電車の歴史を物語るレジェンド車両も登場
続いて向かったのはダブルデッカー(2階建て)車両が組み込まれている8000系車両です。撮影日は最高気温37度を超える真夏日。しっかり水分補給をしつつ移動します。
猛暑の中、選手や撮影スタッフは、滝のような汗をかきながら敷地内を移動。
車両に到着すると、階段を上ってくる選手を撮影するために、まずは撮影スタッフが2階へ。3人はスタッフに呼ばれるまでしばらく別の車両で待機します。
呼ばれて俺らじゃない全然違う人がいったらおもろいやろな、鎌田さんが行くとか(笑)。
確かに。びっくりするやろな(笑)。
それ、おもしろいわ~!
西川選手の一言で会話が盛り上がったところで準備が整い、撮影スタート!階段を上がり、天井の低さに気を付けつつ、2階からの見晴らしの良さに驚く3人。
2階の天井は低くなっているので、予想以上に頭がつかえてしまう清水選手。
京阪電車の車両の中でも特別感のあるダブルデッカー車両。追加料金なしで乗ることができる。
僕、京阪沿線に住んで結構経つけど、この車両って乗ったことないかも。
え、意外!
僕は乗ったことあります。2階からの景色もいいんですけど、実は1階席の窓から見える景色も普通の視点より低いからおもしろいんですよね。
へえ~、そうなんや!それは乗ってみたいなぁ。
最後は1934(昭和9)年当時に走っていた歴史ある車両・びわこ号の前に到着。レトロな外観に「アニメに出てきそう!」と盛り上がります。鎌田さんの出題したびわこ号に関するクイズに見事正解する西川選手と感心する中村選手、清水選手の姿も印象的でした。
約90年前の姿を今に伝えるびわこ号。歴史の重みを感じさせる外観に3人も思わず背筋が伸びる。
内装に木材が使われていることでレトロな風合いが楽しめ、座っているだけでタイムスリップしたような感覚に。
びわこ号の中、入った瞬間に木の匂いがして、すごく癒やされたね~。
電車の内装でこんなの見たことないし、なんとなく老舗のホテルみたいなリッチな雰囲気もありますよね。
さっき鎌田さんからのクイズで、「なぜドアの高さが違うのか」と出題された時に清水さんが、「脚の長い人と、そうでない人のために」と言った時は目からウロコでした。そんな発想あるのか!って(笑)。
まあ、人生経験長いと、そういう発想も自然に出てくるんだよ(笑)。
運転席も入らせてもらったけど、僕らの身長だと、やっぱりギリギリ体が収まるかという感じでしたね。
清水さんが運転席に入ってるのを見て、さり気なく順番待つ馨太郎がかわいかったわ(笑)。
ところで、さっき車内の天井が高く感じるって言ってたでしょ。あれ、もしかしたら90年前に今みたいに大きなエアコンが天井になかったからじゃないのかな?
あ、そういうことか!90年前だったら今ほど暑くなかっただろうし、窓開けて走ってたら風もいい感じに吹き抜けていたのかも。
木の内装だと室内の湿度も一定に保ってくれるらしいですよ。
なるほど!今はもう走らないとはいえ、90年前の車両がこうやってきれいな状態で残っているのはすごいことだよね。これからも京阪電車の歴史を伝える車両として残り続けてほしいね。
清水選手の後に運転席に入る西川選手。取材前は、「そんなに電車好きってわけではないんですが…」と話していたけれど、まんざらでもなさそう!?
びわこ号は1970(昭和45)年まで運行され、ひらかたパークでの保存展示を経て2009(平成21)年に近代化産業遺産に認定された。
寝屋川車両基地に停車している様々な車両の乗車体験をした清水選手、中村選手、西川選手。
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次回公開の動画では、車両整備など車庫でのお仕事に挑戦する様子をお届けします!そして本記事の後編では、引き続き動画の裏側をレポート。選手3人の直筆サイン入りグッズの読者プレゼントもありますので、お楽しみに!