左から富田将馬(とみたしょうま)選手〈背番号5番、アウトサイドヒッター〉、西山大翔(にしやまひろと)選手〈背番号18番、アウトサイドヒッター/オポジット〉、中村駿介(なかむらしゅんすけ)選手〈背番号3番、セッター〉。今シーズンからチームに加入したばかりの富田選手は初登場!約1年半ぶりの登場となる西山選手、この連載のレギュラー的存在である中村選手と、個性豊かな顔ぶれが勢ぞろい♪
「世界最高峰のクラブ」を目指して大同生命SV.LEAGUEで熱戦を繰り広げる男子バレーボールクラブ「 大阪ブルテオン」のメンバーが京阪沿線の“ええとこ”をご紹介します。今回、富田選手、中村選手、西山選手がやってきたのは京阪グループのフラッグシップホテル「ザ・サウザンド京都」。広々とした館内をめぐり、千年先を見据えたホテルの知恵とおもてなしに迫ります!
京都駅からすぐ!洗練された都会的なホテルでアートを体験!
京都の玄関口・京都駅前に位置する「ザ・サウザンド京都」は、千年先へ続く新しい心地よさとサステナビリティを追求する“サステナブル・コンフォートホテル”です。千年の都の自然と生きる知恵、おもてなしの精神を受け継ぐホテルには全222の客室があり、和食やイタリアン、カフェ・バーなどの上質な空間でゆったりと落ち着いて過ごすことができます。
正面玄関に到着した富田選手、中村選手、西山選手が京町家の通り庭をリデザインしたトンネルのような通路を抜けると、迎えてくれたのはホテルのシンボルである大階段。選手たちはさっそくオープニングのポーズ!みなさん、ワクワクしているようです。
ロビーの印象的な大階段の前で中村選手がおふたりにおなじみのポーズを指南して撮影スタート。大階段では毎日18時~23時、京都の自然から着想したインタラクティブなプロジェクションマッピング「KYOTO+1024」を上映。
【 ザ・サウザンド京都】電話:075-354-1000(代表)/交通アクセス:七条駅からステーションループバス 京都駅下車すぐ/丹波橋駅のりかえ近鉄京都駅下車 北東へ徒歩約2分/東福寺駅のりかえJR京都駅下車 北東へすぐ
「ザ・サウザンド京都」にやってきました!
この連載ではいつも京阪沿線の興味深いスポットをめぐらせてもらっているので、今回も楽しみです。
こういう取材は初めてだから緊張するなぁ。出身高校が京都の東山高校なんで、京都にはなじみがあるんですけど、駅前がこんなにも進化してたんですね。駅前にこんな落ち着いた雰囲気のホテルがあるなんて知らなかったです。
ほんと、アクセスがすごく便利ですよね。
駅前ってにぎやかなイメージがあるけど、ここはすごく静かで大人の雰囲気があるよね。
僕、普段こういうホテルに来ることがないのでちょっと緊張しますね。
この開放的な空間と大階段もすんごくオシャレ!こういうところで泊まってみたいわぁ。
このホテルを探険するっていうこと?何があるのか気になるなぁ。
さっそく行ってみましょう!
すでにホテルの雰囲気がお気に入りの様子。これから始まる撮影にも期待が高まる。
今日はようこそおいでくださいました。まずは当ホテルを彩る、館内のアートツアーにご案内いたしますね。
ホテルでアートツアー?どんなアートがあるんですか?
みなさんがホテルに入られてから、いくつかのアート作品はすでにご覧になられているかと思いますよ。
ホテルに入ってくるときにアート作品なんてありましたっけ?
どこもオシャレな雰囲気でアート作品って気づいてないのかも。このホテルに泊まるとアートツアーが体験できるんですか?
はい。アートツアーは館内のレストランをご利用いただくお客さまやご宿泊者さま限定で行っています。
ただ泊まるだけじゃなくて、そういう体験ができるのも楽しそうですね。
小学生以上の方が対象なので、お子さまと一緒に体験していただくことも可能です。
子どもと一緒にアートに触れる機会はあまりないから、家族で楽しめるのはいいかもね。
それでは参りましょう。
「ザ・サウザンド京都」の館内各所には、京都が持つ“自然のうつろいや美しさ”を取り入れる文化を手本に、「YURAGI」と「UTSUROI」をテーマにした数々のアートが飾られています。それらのアートをめぐるツアーは毎日10時から開催(約45分間、前日17時までに要予約)。今回はその一部を体験させていただきます。
コンシェルジュが最初に案内してくれたのは、メインエントランスを入ってすぐのところにある「曲率-Curvature-」。幾何学的な形が印象的な作品です。
こちらの作品は京都生まれの黒川徹さんという作家が手掛けた作品です。幾何学的な形態でいて、どこか温かな雰囲気を感じる作品となっています。後ろには何層にも土を重ねて作った版築(はんちく)壁があり、京都の歴史の長さを感じることができます。また、作品をあえて中央に置かないことで、空間の“間”を表している作品でもあります。
エントランスになじんでいたから気付かなかったけど、アート作品なんですね。
絵画とかもっと「アート!」っていう存在感の強いものをイメージしていたけど、こういう空間になじむ作品も素敵ですね。
アートって難しいイメージがあったんですけど、こんなふうに気軽に観られるのはいいですね。
エントランスに溶けこむように設置されたアート作品。コンシェルジュの説明やアートツアーで配布される小冊子を見ながら、より作品の世界観を知ることができる。
続いて先ほどの大階段の前、ロビーに飾られた「wind_form」へ。ホテルの象徴的なアートで、風によって常に姿を変える様子に目を引かれます。
こちらは「WOW」というデザインスタジオが手掛けた作品です。風と光をコントロールすることで、透け感のあるオーガンジーがゆっくりと姿や形を変え、やわらかな印象の作品となっています。
動くアートなんですね。これはじっと観ちゃいますね!
布が動いたり、光で印象が変わるのがおもしろいです。
タイミングによっては当ホテルのロゴマークになることもあるんですよ。
へぇ~!瞬間瞬間で形が変わっていくんですね。
ホテルのフロントだとソファとか置きがちだけど、こういうアートを飾るのはすごくいいよね。
コンシェルジュの説明を聞きながら、幻想的なアートに思わず見入ってしまう。
下部に設置されたファンの仕掛けが気になり、じっと観察する富田選手。
最後に向かったのは1階エレベーターホールに展示されている「Dark river,Kamogawa」。京都市内を南北に流れる鴨川から着想を得て制作されたアートです。
こちらのアートは京都の鴨川からインスピレーションを受けて作られた、椛田ちひろさんの作品です。どんな道具で描かれたものかわかりますか?
え??絵の具ですよね?
僕、目が悪いから近づいて観てもいいですか?
どうぞ間近でご覧ください。
う~ん……花とか!?
細い線を描けるものですよね?なんだろう…。
正解は黒色のボールペンです。
えー!?これ全部ボールペンなんですか?すごい!
塗りつぶすだけでも大変そう…。
すごく繊細な作品なんですね。
こんな繊細なアートが描けるなんて…と、ボールペンだけで描かれた作品を観てびっくり。
「何時間かかるんですかね…」と前のめりで作品を凝視する選手たち。間近でじっくりと作品を眺められるのもアートツアーの魅力。
高身長の選手でも広々使えて居心地抜群!ホテル自慢のスイートルーム
館内1階を彩る3つの作品を鑑賞してアートツアーを終えた後は、スイートルームの見学へ。「ザ・サウザンド京都」には、ホテルのデザインコンセプト“Comfort Minimalism”を体現した全9タイプのスイートルームがあります。その中から8・9階吹き抜けのシグニチャースイート「ザ・サウザンド・スイート」へ案内していただきました。
室内に入ると、2フロア全面の大きな窓から庭の緑が目に入り、選手たちから思わず歓声が上がります。
うわ~すっごい!めっちゃ広い部屋!
吹き抜けだと開放感あるなぁ。
窮屈さを感じないですよね。
駅近でこんな部屋に泊まれたら最高ですよね。
京都に着いて、すぐに部屋で休むことができるのは最高かも。
こんな部屋に一度は泊まってみたいな。
メゾネットの2階部分から撮影。一般的なホテルの部屋だと193cmの西山選手や190cmの富田選手、186cmの中村選手は窮屈に感じることもあるとのこと。こちらの客室では3人が小さく見える!?
窓の外には京都駅の前とは思えない、リラクシングな景色が広がる。
窓からの景色もいいですね。というか、目の前が京都駅なのにめっちゃ静かじゃない!?
確かに。ニデック京都タワーも見える!京都駅は観光の人も多いのに、ここにいるとそういうのをまったく感じないかも。
ホテルでゆっくり過ごすのって憧れますね~。夜になったらタワーのライトアップも見えるんじゃないですか?
それは雰囲気あるなぁ。
2階部分にも行ってみよう!
1階はリビングだから、2階はベッドか。寝室もすごそう~!
富田選手の想像通り、客室内の階段を上るとそこはベッドルーム。ふたつのベッドと京都の石畳をイメージしたという落ち着いた水まわりがあります。ベッドは全米ベッドシェアナンバーワンを誇る「Serta(サータ)」社製で、究極の眠りを追求したホテルオリジナル仕様のマットレスを導入しています。
ぜひ、オリジナルマットレスの寝心地を体感してみてください。
えー!?寝ていいんですか?やった!
ここのベッド、サイズも大きいよね。
長さが2030mm、幅は1200mmあるのでゆったりとくつろげるかと思います。
僕たちでも余裕ですね。
誰がどのベッドで寝る?
僕は一番後輩なんで……隙間で(笑)!
うわ~マットレスの固さがちょうどいい!ダイブしたくなるなぁ。
疲れて帰ってきたときにこのベッドがあると最高かも。
隙間でも気持ちいいの(笑)?
先輩に腕枕とかしてもらってもいいですよ?
それは遠慮しときます(笑)。
仲良く川の字でくつろぐ3人。ホテル自慢のベッドにご満悦の様子。
中村選手の寝顔はファンへのサービスショット♪ カメラマンは一瞬の隙も見逃しません!
再び1階へ戻った3人はリビングルームでゆったりくつろぐことに。周囲には広いウォークインクローゼットや、こだわりの茶器セットをそろえたキッチンスペース、洗面室が備えられています。
客室のアメニティーは環境への配慮からプラスチックフリーとし、使い慣れたアメニティーを家から持参するライフスタイル型ステイを提案しています(ご希望の方には竹製の歯ブラシなどを販売)。
3人でも広々と使えるリビングスペースのソファで。
リビングスペースがあると、いい意味でホテルっぽくなくていいですね。観光に行くのもいいけど、ホテルでのんびりしたくなる。
ウォークインクローゼットがすごく広いのがいいな。子どもと一緒だとどうしても荷物が多くなっちゃうから、こういうクローゼットがあるのは家族連れにはうれしいポイントかも。
遠征以外にホテルに泊まることがないので、こういうホテルに泊まるのは憧れますね。
でもスイートルームだからお値段もやっぱり…。
そうだよね、特別な日に泊まる部屋かな。
誰かの家に招かれているかのような雰囲気で、リラックスしてトークが弾む。
「スイートルームにはプライベートでなかなか宿泊する機会は…」と話す選手たちに、取材スタッフからこんなお知らせを。
12月7日(土)の大阪ブルテオン ホームゲームは「京阪コラボデー」です(この取材は11月)。その試合で「ベスト京阪賞」に選ばれた選手の方には、このホテルのスイートルーム宿泊チケットがプレゼントされますよ。
うわ~…そのチケット、めっちゃ欲しいなぁ!
僕ら若手にもチャンスはありますよね。頑張らないと!
「ベスト京阪賞」って、どうしたら選ばれるんやろ?何かアピールしようかな(笑)。
あっ、僕、もう「ひらかたパーク」の年パス持ってます!しかも家族みんなの!
え!しょーまさん(富田選手)、なんかズルイ!(笑)
僕は「京阪ええとこ 探検!発見!大阪ブルテオン!!」のレギュラーメンバーとして頑張ってます!
そのアピールには僕らは勝てないですよ(笑)。
どうにかしてスイートルーム宿泊チケットを、とアピールが止まらない!?
この日、3人で盛り上がった12月7日(土)京阪コラボデーの「ベスト京阪賞」の結果は……ロペス ミゲル選手でした!ロペス ミゲル選手、“千年ホテル”のスイートルームで極上のひとときを楽しんでくださいね♪富田選手、中村選手、西山選手、またの機会に!
スイートルームを満喫したみなさんを次にご案内したのは、木々に囲まれた奥庭にたたずむ音楽堂「KOMOREBIDO」。数多くのウエディングが行われた開放感たっぷりのセレモニースペースです。
うわ、 中に入ったら、木の香りがすごい!
同級生もまだ学生が多いので、僕は結婚式に参加したことがないんですけど。チャペルってこんな感じなんですか?
いや、こんなにも木のいい香りがするチャペルって初めてかも。木の雰囲気がすごく温かいし。
京都産の杉を使っていて、壁面をカーブさせることで、木の温もりあふれるやわらかい空間を演出しています。正面の透明なステンドグラスから光が降り注いで、自然を感じながらウェデイングセレモニーを楽しんでいただけますよ。
ゲストの人たちが座れる席はそこまで多くないけど、天井が高いからか、すごく広く感じますね。
しょーまさん、結婚式の場所選びは大事でした?
うん。やっぱり結婚式は一度きりだしね。自分が結婚式したときを思い出すなぁ。
ここ、透明なステンドグラスも素敵ですね。
高身長の選手たちが見上げても天井はまだまだ高く、窓の外の緑との一体感を感じられる空間。
木に包まれた雰囲気もいいし、気持ちいいね。
このステンドグラスの向こうはお庭なんですよね?
はい。昼間は太陽の光が差し込んで、夜は窓越しに夜空が見えるのでロマンチックな雰囲気になります。
中にいると、ここが駅近っていうのも何だか不思議な気になりますよね。
結婚式場はアクセスも大事だしね。理想の結婚式とかある?
そもそも結婚のイメージもまだ…(笑)。
普段立ち入ることが滅多にないセレモニースペース。イメージトレーニングをしようと計画を立てるも…。
じゃあ、今日は練習ってことでやってみますか。今度は僕が神父さん役やるんで、ふたり前に立ってもらって。
神父の練習すんの(笑)?
えっと、僕の立ち位置、こっちでいいですか?男性と女性の立ち位置もよくわからないんですけど。
病メル時モ~、健ヤカナル時モ~…。愛スルコトヲ誓イマスカ?ハイ、ココデチューシテ!
結婚式ごっこを始めた3人。ノリノリな神父役の中村選手が誓いのキスを勧めると、新郎新婦役の富田選手と西山選手は笑いが止まらない。
あー、めっちゃ楽しかった♪いい練習になりましたね。
次は何を見せていただけるんですか?
都会ではなかなか見ることのできない場所へお連れします。
都会で見ることのできない場所?なんだろう。
屋上にありますので、みなさん、こちらへどうぞ。
屋上!?ホテルだから温泉とか?楽しみ~♪
タワーを観ながら温泉とか入れたらいいね(笑)。
残念ながら温泉はないのですが、おいしさにつながる秘密の場所です。
屋上でおいしい…?何があるか想像つかないですね。
では、ご案内いたします。
はい!
はい!
はい!
「ザ・サウザンド京都」の館内アートや客室、セレモニースペースを楽しく見学した富田選手、中村選手、西山選手の探検はまだまだ終わりません。さて、次に見学するレアな施設とは?後編では、「ザ・サウザンド京都」でしか味わえない絶品スイーツの食レポもあわせてお届けします!
★後編では3選手の直筆サイン入り読者プレゼントもあります。お楽しみに!