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#チームラボ #アート #テクノロジー #ミュージアム #体験

【チームラボ バイオヴォルテックス 京都】
「チームラボ」の日本最大の常設ミュージアムが京都に誕生

チームラボ バイオヴォルテックス 京都 永遠の今の中で連続する生と死
チームラボ《永遠の今の中で連続する生と死》《憑依する滝》© チームラボ

アーティストのみならず、エンジニアやCGアニメーター、数学者、建築家など多様な分野のスペシャリストで構成されるアート集団「チームラボ」。その常設ミュージアムが京都に誕生しました。国内にある「チームラボ」の常設ミュージアムとしては日本最大で、驚きの体験ができる約50の作品群が訪れる人を魅了しています。

日本初公開!
『質量も形もない彫刻《Massless Amorphous Sculpture》』

ミュージアムの名称「バイオヴォルテックス」とは "生命の渦" という意味。館内の作品からはいずれも生命の営みを感じます。国内初公開となる『質量も形もない彫刻《Massless Amorphous Sculpture》』もそんな作品のひとつ。青い光に照らされた白い泡が浮遊する空間に入り、その泡によって生み出された "彫刻" が生まれては形を変えていく姿を間近で体感することができます。

質量も形もない彫刻
チームラボ《質量も形もない彫刻》©チームラボ

この作品は、ガラスで仕切られた外からも眺めることができます。外から見る "彫刻" の姿と、同じ空間に入って体感する "彫刻" は同じものであるにもかかわらず、全く別のものに見えます。両者を見比べながら、観覧者は物質とエネルギーの流れの中にある、微妙で奇跡的な関係を感じることができます。

光の渦に圧倒される
『変容する連続体《Morphing Continuum》』

変容する連続体
チームラボ《変容する連続体》©チームラボ

輝く球体がエネルギーの秩序によってまとまり、まるで生きているかのように刻々と姿を変えていく作品『変容する連続体《Morphing Continuum》』。観覧者は、おびただしい数の球体がうごめいている空間に入って、その作品の一部になったような感覚を楽しみます。

変容する連続体 詳細
チームラボ《変容する連続体》©チームラボ

作品は常にエネルギーの秩序の中にあり、その中に人がいても、球体たちは何かを形作ろうと修復と変容を繰り返していきます。作品の中で、どのような時間を過ごすかは観る人の自由。心が動いた作品では、じっくりとその時に没入しましょう。

フォトスポットにもぴったり!
『呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains』

呼応するランプの森
チームラボ《呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains》©チームラボ

空間の中に無数に吊り下げられたランプ。一見すると、無造作に並んでいるように見えるのですが、実は一つひとつが呼応します。

呼応するランプの森 光の連続

試しにどれかひとつランプを決めて、そのそばに立ってみましょう。すると、見る人を誘うかのように最も近いランプが光り、その後また最も近いランプへと光は連続していきます。

世界の人々とつながろう!
『スケッチオーシャン』

「チームラボ」の作品は年齢も国籍も問わない作品ばかりですが、「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」には、特に子どもも一緒に楽しめるフロアがあります。『Athletics Forest(アスレチックフォレスト)』と名付けられたそのフロアは、トランポリンや滑り台といった体を動かす作品や最新テクノロジーを用いたかわいらしい作品が並んでいます。

スケッチオーシャン
チームラボ《スケッチオーシャン》©チームラボ

『スケッチオーシャン』は、みんなが描いた海の生き物が泳ぐ海です。備え付けの画用紙に描かれた絵に色を塗っても、自由に描いても構いません。できあがったら、絵をスキャン。すると、まるで命が吹き込まれたように目の前の海でいきいきと泳ぎ始めるのです。

スケッチファクトリー
チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ

同じ作品は世界各地にある「チームラボ」のミュージアムにも。回遊魚であるマグロは、海外の展示へ旅をすることもあれば、逆に他の展示からやってくることもあるそうです。さらに、ここで描いた絵はオリジナルグッズにして、記念に持ち帰ることができます。アイテムのバリエーションもとても豊富。トートバッグやTシャツ、缶バッジのほか、ジグソーパズルやタオルなども作ることができます。

京都ゆかりの絵師×チームラボ!
『Nirvana: Fleeting Flowers』

江戸時代中期に京都で活躍した絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)の絵がモチーフとして使われている作品もあります。『Nirvana: Fleeting Flowers』と名付けられたこの作品は、若冲による「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」を題材として作られたもの。若冲はこれらの作品を、今でいうビットマップのように墨で引いたマス目の一つひとつに色を塗って描きましたが、「チームラボ」はこれを再現しつつ、繊細で美しい巨大なインタラクティブ作品に仕上げています。

Nirvana: Fleeting Flowers
チームラボ《Nirvana: Fleeting Flowers》©チームラボ

「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」への入館には、事前に日時を指定した予約がおすすめです。壮大なスケールの体感型ミュージアムなので、動きやすい服装で訪れるといいでしょう。また、京阪電車では入場チケットと京阪線全線、石清水八幡宮参道ケーブルが1日乗り放題のデジタル乗車券がセットになった「チームラボ バイオヴォルテックス 京都+京阪電車 KYOTO-OSAKA SIGHTSEEING PASS 1day」も発売中です。ぜひ、ご利用ください。

※2025年11月現在の情報です。

今回紹介した施設は・・・