スマホカメラで簡単!
初夏の風景をキレイに撮ろう。

淡い緑色に輝く青もみじ、美しく色づくアジサイやバラ…。心躍るような初夏の風景に出会うとスマホカメラを向けたくなりますよね。キレイな写真を撮るポイントを押さえて、京阪沿線の花めぐりへお出かけしてみませんか。

  • スマートフォンの機種などにより、操作方法や設定が異なる場合があります

ポイント① 基本の光は「順光・逆光・サイド光」

ポイント①

同じ花でも光の当たり方によって写真の印象が異なります。太陽を背にした「順光」で撮影すると、色鮮やかなメリハリのある写真になり、青空のコントラストも引き立ちます。太陽を前にした「逆光」で撮影すると、光が被写体を透過してふわっと優しい仕上がりに。また、真横から光が当たる「サイド光」では被写体にはっきりとした陰影ができるため、立体感のある写真になります。

  • 明るさを変えた複数枚の写真を自動で合成してくれるHDR(ハイダイナミックレンジ)機能をオンにして撮影すると、逆光写真でも明暗のバランスがとれた雰囲気の良い写真が撮影できます。

ポイント② 「AE/AFロック」でぼかしを作る

ポイント②

AE/AFロック機能は、逆光時などにぼけ感のある写真を撮影する場合に効果的な撮影方法です。撮りたい被写体をタップすると黄色い四角枠が表示され、枠右横の太陽マークを指で上に動かしながら明るさを調整します。その後、枠を長押しすると明るさとピントをロックした状態で撮影することができ、背景や手前の花をぼかすことで自然と主役の花が引き立ちます。

  • 撮りたい花に約10~20cmほど近づいて撮影すると、背景のぼけ感が増して立体感のある写真になります。逆に、撮りたい花と距離をとって、ぼかしたいものにスマホを極力近づけると前ぼけ写真になります。

ポイント③ 表現の幅を広げる「構図とアングル」

ポイント③

構図とアングル(角度)を意識するだけで被写体の様々な表情が切り取れます。オススメはプロも使うという三分割構図。スマホ画面にグリッド(補助線)を表示し、ライン上や交点に被写体を配置することで安定感のある美しい構図になります。また「水平」「上向き」「下向き」など撮影する角度を変えるとにより、同じ被写体や背景でも異なる印象の写真に仕上がります。

  • iPhoneでは本体の「設定」の中にある「カメラ」項目から「グリッド」をオンにします。

ポイント④ 「一期一会」の出会いを見逃さない

ポイント④

スマホ撮影の楽しみ方は十人十色。オリジナリティある1枚を目指すなら、自分の手元や子どもの姿、生き物や食べ物などを、被写体の背景や余白部分に入れて撮ってみるのもオススメです。また梅雨の時季ならではの、花びらに水滴が光り輝く様子や夕暮れ時のショットなど、時間や天候によっても異なる一期一会の花々の表情をスマホカメラで切り取ってみましょう。

  • 夜景の撮影ではストロボをオフにしてAE/AFロックを使い、明るさ調節機能で調節して撮影しましょう。
  • デリケートな花や茎に直接手で触れることはやめましょう
  • 写真を撮るときは、他の見物客や車などに十分注意してください
  • 監修・写真提供/杉沢栄梨(フォトグラファー)