花しょうぶ、かきつばた、アヤメの違いを図解で解説
花しょうぶ、かきつばた、アヤメそれぞれの美しさを見わける
紫の美しい花びらが初夏の風物詩となる三種の花。似ているようで違う特徴と魅力を持つ花々です。
見分け方を知れば、観賞の楽しみがさらに広がります。
初夏の湿地や水辺を美しく彩る紫色の花々。
一見よく似た花しょうぶ、かきつばた、アヤメは、それぞれに異なる魅力を持っています。
花しょうぶ
花びらに黄色い筋が入り、葉は剣のように細長くしっかりとしています。茎が高く伸びて花を咲かせ、湿った環境を好みます。

かきつばた
花びらに白い網目模様が特徴的で、葉は細く柔らかく、水辺に自生することが多いのが特徴です。

アヤメ
花びらに白い網目模様はなく、花茎が短く、葉は比較的幅広く、比較的乾いた場所でも育ちます。

これらの花々は開花時期もわずかにずれ、5月中旬のかきつばた、5月下旬のアヤメ、6月の花しょうぶの順に次々と咲き誇ります。
それぞれの個性ある美しさを、京阪沿線の名所で見比べてみてはいかがでしょうか。