京阪グループの取り組み
里山の食彩プロジェクト
「里山」は食料や燃料など、人の暮らしに必要なさまざまな「めぐみ」を与えてくれる場所であり、人の利用を通じて、四季折々に咲く花やいきもののにぎわいなど、美しい風景が育まれてきました。しかし棚田をはじめとする里山での農業は苦労が多いため担い手が減り、人と山のつながりも薄れてしまっています。琵琶湖ホテルでは2002 年に「里山の食彩プロジェクト」を始動。ホテルにリラックスを求めて訪れるお客様に「環境のために」と我慢を強いるのではなく、棚田米や地酒、湖魚などの地元の食材をお客様に美味しく沢山召し上がっていただくことで、「自然環境の保全とビジネスの好循環」を生み出す仕組みづくりに取り組んでいます。地酒は高島市の「福井弥平商店」に依頼し、「畑(はた)の棚田米」を用いたオリジナル地酒「里山」をお客様にご提供しています。琵琶湖ホテル「88周年」のメモリアルイヤーであった2022年は、より環境へのメッセージ性の高い低精白(精米歩合80%)の日本酒づくりに挑戦し、新たなオリジナル地酒「里の音」3種が完成しました。また、2016年からは滋賀県を代表する伝統食「鮒ずし」づくりにも取り組んでいます。ニゴロブナを「棚田」で生産されたお米とあわせて自ら漬け込み、鮒を覆う「飯(いい)」も全て活用できるよう、古くからの地元での食べ方にヒントを得た「琵琶湖鍋」を開発。2021年より提供を開始しました。
琵琶湖ホテルの「里山」をめぐる取り組みが高く評価され、2023年3月には、滋賀県が滋賀県が実施する「令和4 年度しが生物多様性取組認証制度」において、最上級認証の「3つ星」を取得いたしました。今後も、地域の環境・生物多様性保全の一助となるよう取り組みを進めてまいります。
該当するプロジェクトガイドライン
- 1GOOD forHealth
- 2GOOD forMinds
- 3GOOD forLocals
- 4GOOD forSocial
- 5GOOD forEarth
関連WEBサイト
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