マテリアルバランス・環境会計

京阪電気鉄道(株)の事業活動に伴う環境負荷及び環境会計は以下の通りです。
(京阪ホールディングス(株)本社事務所を含みます)。

事業活動に伴う環境負荷(マテリアルバランス)

事業活動において電力をはじめとしたエネルギーや資源を消費し、温室効果ガスや廃棄物を排出しています。これらの環境への負荷を『インプット(エネルギーや資源の投入量)』と『アウトプット(CO2と廃棄物排出量)』の算出により把握し、環境負荷低減活動につなげています。

  1. ※1GJ(ギガジュール)とは仕事量・エネルギー・熱量の単位J(ジュール)の10の9乗倍に相当します。
  2. ※2電力の熱量換算には地球温暖化対策推進法で公表している係数(9.97GJ/千kWh)を使用しています。

環境会計

環境会計とは事業活動における環境保全のためのコストと、その活動により得られた効果を認識し、可能な限り定量的に測定し伝達する仕組みです。
当社は、2004年度より環境会計を導入しており、環境保全活動を評価する手段として活用しています。

環境保全コスト

環境負荷の発生を防ぐ取り組みのコストを表しています。

事業活動に応じた分類
(単位:千円)
分類 2023年度
投資 費用
(1)事業エリア内コスト 271,075 224,243
内訳 (1)-1 公害防止コスト 59,735 40,394
(1)-2 地球環境保全コスト 170,163 39,935
(1)-3 資源循環コスト 41,177 143,914
(2)上・下流コスト 0 4,403
(3)管理活動コスト 0 24,226
(4)社会活動コスト 0 0
合計 332,398 380,735
参考・事業内容別
(単位:千円)
事業内容 2023年度
投資 費用
鉄道事業 268,387 196,434
レジャー(ひらかたパーク) 0 26,157
その他 4,344 24,496
合計 272,731 247,087

環境保全効果

環境負荷の発生を防ぐ取り組みによる効果を物量単位で表しています。

(単位:千円)
環境保全効果の分類 環境パフォーマンス指標(単位) 2022年度 2023年度 増減量(環境保全効果)
事業活動に投入する資源に関する環境保全効果 総エネルギー投入量(GJ)
※2020年度換算
  2,067,877 2,063,313 4,564
電気(GJ) 2,039,290 2,041,374 ▲2,084
その他エネルギー(GJ) 28,587 21,939 6,648
水資源投入量(千m3) 335 360 ▲25
紙(千枚) 6,279 5,790 489
事業活動から排出する環境負荷及び廃棄物に関する環境保全効果 温室効果ガス排出量
(t-CO2)※2020年度換算
  75,332 74,185 1,147
電気
※(t-CO2
73,635 72,918 717
その他エネルギー(t-CO2 1,697 1,267 430
廃棄物等総排出量(t) 411 1,175 ▲764
事業活動から産出する財のサービスに関する環境保全効果 鉄道利用促進(パーク&ライド※)実施に伴う負荷削減量CO2排出削減量(t-CO2)※2020年度換算 105 110 ▲5
  • 大津市パーク&ライド(びわ湖浜大津駅から京都東山地区へ鉄道を利用)の効果を推定し計算

環境保全対策に伴う経済効果

環境保全対策を進めた結果、当社収益に貢献した効果を貨幣単位で表しています。

(単位:千円)
効果の内容 2022年度 2023年度
収益 廃棄物のリサイクル ボンドくず・被覆線くず(トロリー線くず含む)・アルミくず・鉄くず・銅くずなど 7,150 15,967
使用済み製品のリサイクル 古レール・古レール付属品 2,031 13,549
古車輪 1,754 13,351
古金属すり板 0 215
鉄柱・トラス 0 0
古木まくらぎ 0 0
廃カード 16 20
費用節減 エネルギー費用の節減 215,488 39,657
合計 226,439 82,760