想像力と起業家精神
あふれる人財を迎えたい

京阪ホールディングスは、唯一無二の会社だと思っています。というのも、多くの観光名所が連なる大阪・京都、そして滋賀をもつなぎ、歴史と文化を重んじた事業を行っている鉄道グループは他にはないからです。そんな沿線で、私たちは鉄道事業をベースに、不動産業、流通業、レジャー・サービス業を展開し、独自のモノ・サービス・価値を提供し、まちづくりを行う会社です。
鉄道事業とともに古くから沿線の開発を行ってきましたが、これからも3世代、4世代…と、永く住んでいただける沿線となるよう、現在も時代にあった開発を進めています。少子高齢化など、時代も大きく変わる中で、これからは駅を中心としたまちづくりが重要になってきます。住む人、行きかう人たちが交わる拠点をいかに作っていくのか。「えきから始まるまちづくり」として、いままさに枚方市駅を中心とした再開発で目指しているところです。さらに今後も、淀屋橋や中之島、三条、京橋の都市開発を進めていきます。
また、京阪の事業は沿線だけにとどまりません。沿線で築いてきた、お客さまのお役に立てるビジネスモデルを沿線外に輸出するのは、一番の使命でもあります。国内はもとより、海外へも積極的に事業展開をしていきます。

もうひとつ、京阪グループが力を入れているのが、「BIOSTYLE（ビオスタイル）」です。自然と共生するという価値観に注目し、健康的で美しく、クオリティの高いライフスタイルを提案しながら、SDGｓの達成にも貢献するという取り組みで、枚方市駅の再開発でも掲げています。2014年に有機野菜の宅配事業を行う「ビオ・マーケット」社をグループに迎えたことを皮切りに、2019年には京都の四条河原町に、「BIOSTYLE」を体現するホテルやショップ、レストランを備えた複合商業施設「GOOD NATURE STATION」を開業しました。昨今、地球温暖化を背景に、「CO2削減」は企業の責務になっていますが、当社はそれ以前から「BIOSTYLE」を掲げ、自然や社会との共生や多様性に着目してきました。京阪には昔から「進取の精神」という言葉があり、進んで新しいことに取り組むDNAがありますが、「BIOSTYLE」はまさにその表れだと思います。

当社の事業は多岐にわたるため、これからは最大公約数的な人材よりも、各業界のプロとして突出して活躍する人財が必要です。もちろん最初から「この分野のプロになろう」と決める必要はありません。色々な事業があるからこそ、ジョブローテーションの中で、自分に合った事業が見えてくると思います。本人も気づいていないような能力を発揮できるよう、もちろん会社も育てていきますから、なんとなく鉄道グループのプロになりたいではなく、それぞれの業界のプロになる気概を持った人に来てほしいと思います。
仕事に向き合う姿勢としては、京阪のブランドに頼るのではなく、ブランド力を押し上げる気持ちで仕事にのぞめる人を求めています。挑戦にはリスクも付きものですが、失敗を恐れずリスクテイクする勇気を持つことが大切です。起業家精神をもって、まだ世の中にない、小さくても光るものを創ってくれる人にぜひ応募してほしいですね。