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#01

【技術系総合職】
若手同期入社
建築系 × 土木系

工学研究科 建築学専攻 修了
株式会社京阪流通システムズ
企画開発部 兼 ファシリティマネジメント部 兼 枚方準備室 兼 共創推進室

工学研究科 社会基盤工学専攻 修了
京阪電気鉄道株式会社
工務部 技術課(土木担当)

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Interview

工学研究科 建築学専攻 修了
株式会社京阪流通システムズ
企画開発部 兼 ファシリティマネジメント部 兼
枚方準備室 兼 共創推進室

これまでの経歴
  • 2019年7月~京阪電気鉄道㈱ 営業推進部 運転課(車掌)
  • 2019年10月~京阪電気鉄道㈱ 工務部 技術課(建築担当)
  • 2022年7月~現職

工学研究科 社会基盤工学専攻 修了
京阪電気鉄道株式会社
工務部 技術課(土木担当)

これまでの経歴
  • 2019年7月~京阪電気鉄道㈱ 営業推進部 運転課(車掌)
  • 2019年10月~現職

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Q1 自身の就職活動や京阪HDに入社された理由について
教えて!

学生時代に電車で旅行をすることが多かったことから、目的地に到着してまず降り立つ駅は、“まちの顔”なのではないかと思い、駅を作る仕事に携わりたいと考えるようになりました。就職活動中は志望業界を鉄道業界のみに絞り、大学で学んでいた建築の知識を活かして働ける企業を選んでいきました。なかでも京阪は、「えきから始まるまちづくり」を重点施策として掲げており、自分がやりたいことをできると感じたのが、入社を決めた理由です。

大学で専攻した土木の知見を活かしたいと思い、交通やエネルギーを中心に就職活動を進めていました。地方出身の私にとっては、関西における鉄道網の発達とまちの広がりに驚いたこともあって、鉄道業界に特に興味を持ち、その発展に関わりたいと考えるようになりました。そのなかで特に京阪は、学生時代から馴染みがありましたし、選考の過程で多くの先輩社員と交流する機会に恵まれ、社員の人柄に魅力を感じたことが大きかったです。加えて、企業説明会で、総合職に対する会社の期待を感じたことも入社の決め手になりました。

Q2 いまの仕事について教えて!

いまの部署では、京阪グループの所有物件の管理や再開発プロジェクトのコンストラクションマネジメント(CM)業務を担当していて、技術系総合職として、プロジェクトを円滑に進めるために技術面の調整を行っています。 具体的には、枚方市駅周辺再開発でのCM業務や樟葉駅前広場改修工事、くずはモールダイニングストリートリニューアル工事、SANZEN-HIROBAリニューアル工事など様々な業務に携わっています!

いまの部署では、鉄道施設の改良や維持管理を担当しています。特に、駅や高架橋の工事を行う際は、計画の立案から関係者との調整まで、担当者として一貫してプロジェクトに関わっていきます。自分たちが直接工事を行うのではなく、工事自体は施工会社に依頼するのですが、各工事の予算や工期などの前提条件を整理した上で工法を検討し、制約や条件も含めた煩雑な情報を整理しながら関係者との調整を図っています。社内だけではなく、行政や設計・施工会社などの関係者も多いので、プロジェクトを円滑に進めるために、工事全体の方向性を固めることや、進捗管理の手腕も問われる仕事です。

Q3 これまでの仕事で
印象に残っている
エピソードを教えて!

いままでの業務で特に印象に残っているのは、SANZEN-HIROBAのリニューアル工事ですね。 京阪電車の特徴的な車両として長年人気があった5000系車両の引退が決まった際、何らかの形で残したいという思いを受け、既に車両展示を行っていたくずはモール内のSANZEN-HIROBAにて展示を行うプロジェクトが立ち上がりました。私は、くずはモールを運営する京阪流通システムズの建築担当として、このプロジェクトに関わることになったのですが、営業中の商業施設の一画に大型の鉄道車両を入れるという前例のない工事であり、また鉄道や流通、広報など社内の関係部署も多く、各部署の要望を調整しながら工事を進めるのにとても苦労しました。特に展示コーナーの計画では、私自身鉄道の知識がなかったため、鉄道OBの方にもご協力いただきながら、お客さまに楽しんでいただけるような内容を一緒に作り上げていきました。工事竣工後には、想定よりたくさんの方に来ていただくことができ、お客さまの笑顔を見ると頑張ってよかったと思いましたね。

淀屋橋駅における駅ビルとの接続工事です。この工事では、地下駅を扱うため、現場が地下水に覆われているという厳しい条件があり、漏水への対処が最大の課題でした。地下条件で従来工法を行うにあたって排水設備の数や経路の制約があるなかで、ベテラン社員や設計・施工会社の方々にも相談し、駅構造や排水方法についての様々な知見を収集・整理しながら、対処の方向性を固めていきました。難しい仕事でしたが、駅機能に支障をきたすことなく対処の目途がついた時は、ほっとしたと同時に大きな達成感もありました。

Q4 仕事のやりがいや
面白さを教えて!

あらかじめ決まったスケジュールのなかで、関係者の思いや利害関係、予算を考慮しながら工事を進めることは正直とても難しく、苦労することも多いです。しかし、難しい条件もひとつずつ乗り越えていくからこそ、工事が無事竣工して完成した建物・空間を見た時や、施設を利用してくださるお客さまの笑顔を見た時は、大きなやりがいを感じます。実際にやってみると、同じ工事はひとつとしてなく、扱う物件も立地も条件も毎回全く異なるため、難しさもありますが、それ以上に様々な建物に関われることが、とても面白いと感じています!

一つひとつの課題を解決しながらゴールに向かっていくことが、この仕事の面白いところです。多くの関係者と調整をしながら仕事をしていくなかでは、大小様々な制約条件が出てきます。例えば、工事現場を設けるうえで駅の通路幅はお客さまの通行を考慮して最低限これくらい必要とか、列車運行に支障をきたさないように終電後の作業時間は何時までなどなど・・・。そういった制約がある中で、目的を達成するためにはどうすればいいのか。同じ条件の工事はひとつとしてないなかで、苦労することもありますが、一つひとつ課題を解決していくことで大きな仕事の達成につながることが、やりがいだと感じています。

Q5 京阪HDって、どんな会社?

入社前は、路線距離が短く、比較的コンパクトな会社だというイメージがあり、地域密着で沿線住民に寄り添っている印象があった一方で、歴史の長い鉄道発祥の会社なので、保守的で新しいチャレンジをしにくいのでは・・・とも思っていました。ところが実際入社してみると、想像以上に大規模なプロジェクトに携わることができて、まず驚きました。また、プロジェクトを進める中でも、上司からも自由な発想を求められる場面が多く、前例のない仕事にもチャレンジする機会が多いことにも驚きました。

若手でも責任や裁量の大きな仕事を任せてもらえる会社だと思います。就職活動中も若手から活躍できることに魅力を感じて入社を決めましたが、本当にそのとおりでした! 実際、入社3年目で、主要駅の改修工事も担当させてもらいましたが、そういった大きな仕事を任せてもらえるので、リーダーシップが求められる場面も多いと感じています。現在の仕事でいえば、許認可に関する行政とのやり取りや、設計・施工会社への工事発注といった社外の関係者だけでなく、京阪グループ内でも様々な立場の関係者を取りまとめ、ひとつのチームとしてゴールに向かっていくシーンが多くあります。何を誰がいつまでにするかを決めて道筋を示し、困難な場面でも協力を仰ぎながら、プロジェクトを確実に推進していくことが、京阪ホールディングスの社員には期待されていると考えています。

Q6 あなたの思う
“京阪らしさ”ってなに?

「自由な発想と、何事にもチャレンジするところ」です! SANZEN-HIROBAのリニューアル工事もそうですが、はじめは無茶だと思われるプロジェクトも、制約を言い訳にせず実行に移すスタンスは、「京阪らしいな」と感じます。また、現在の上司も常にあらゆる分野にアンテナを張っている方で、気になる分野は自分から徹底的にリサーチし、確実に行動に移される姿勢に日々刺激を受けています。会社としての自由な発想やチャレンジをする姿勢は、前向きに挑戦し続ける個性豊かな社員から生まれている特徴だと感じています。

京阪らしさというと、やはり一番に浮かぶのは「安全安心への強い思い」ですね。幅広い業界の工事を請け負っている建設会社の方から、「京阪さんは安全に関して特に徹底している」と言われるので、特に安全意識の強い会社のひとつなのだろうと思います。お客さまが普段通り鉄道を利用されているなかで、昼夜問わず工事を行っていますが、列車運行に影響を与えることなく日々安全に工事ができているのも、この思いが寄与するところが大きいのではないでしょうか。

Q7 ずばり、
京阪の好きなところは?

「様々な個性を持った社員を受け入れ、一人ひとりを尊重するところ」ですね。性格や価値観など、本当に様々な個性の社員がいますし、学んできた分野や入社後のキャリアの点でも、まったく異なるバックグラウンドを持った社員が一緒に仕事をしています。そんななかで、一人ひとりが自分らしく生き生きと働いていて、だからこそ自然に互いを尊重し合う風土が生まれているのだと感じます。また、京阪ホールディングスの総合職は自らが先頭に立って事業を進めていく場面が多く、しっかりと自分の意見を持って方針を示していくことが求められる立場でもあります。特に出向先では京阪ホールディングスの総合職は多くないため、意見を尊重してもらえると同時に、自分の意見の影響力も大きくなります。だからこそ、何かを提案する際は、自分なりの意見を明確にした上で伝えるようにしています。

気軽に相談できる空気感でしょうか。入社して間もないころ、工事方針の検討を任せてもらったものの、何から手をつけてよいのか全く分からず・・・。新入社員ですから当たり前なのですが、土木工学は経験工学とも呼ばれていて、経験がモノをいう分野でもあります。当初は経験がなく戸惑う場面も多かったのですが、周囲の先輩はどんなに自分の業務が忙しくても、私の質問に対して手を止めて、経験や知見を親切に教えてくれました。そういった雰囲気が京阪にはあり、そんな社員に恵まれてここまで仕事をやってこれたのかなと思います。

Q8 将来、どんなことをやりたい?

入社前はとにかく駅に関わる仕事をしたいと考えていましたが、駅をはじめとした鉄道関係の仕事だけでなく、商業施設の建築にも携わるなかで、業界が違えば建築計画の立て方から全く異なることを学びました。いまは、せっかく幅広い事業を展開するグループで働いているのだから、様々な建築に携わってみたいという気持ちも芽生えてきました。具体的には「GOOD NATURE HOTEL」や「THE THOUSAND KYOTO」のような新たなホテル開発にも今後携わってみたいと思っています。ただ、特定の建築物に特化するというよりは、あくまで沿線に魅力的な場所を作っていくことで、よりよい沿線づくりに貢献したい気持ちが根底にはあるのだと思います。自身の技術の幅を広げることで多角的な街づくりができる人を目指しながら、いまの上司のように、管理職になっても実務ベースでの感覚を忘れず、自分が手を動かしながら仕事をしていきたいなと思っています。

自身が感じている課題を解決できるような仕事に携わっていきたいです。これまで鉄道の現場に立って街を見るなかで、踏切によって道路が長時間遮断されていることや、沿線で賑わいを創出しきれていない地域もまだまだあることなど、様々な課題を肌で感じてきました。このような課題に対して、例えば踏切の問題であれば、線路の高架化工事によって解決することができます。現在も進行しているプロジェクトですが、自分も高架化に伴う新駅の建設や、周辺整備などに携わっていきたいと思っています。また、鉄道施設には電気機械系の設備が密集しており、お客さまの利用もあるなかで工事を進めていくため、業界特有の工事の難しさもあります。このような条件下で工事を行っていくことは、幾重にもハードルがありますが、高架化事業に限らず、社会問題の解決やより快適な生活環境の実現に寄与できるよう、技術の立場から新しい取り組みも進めていきたいです。

Q9 あなたが大事にしている
「目線」とは?

プライベートではどちらかというと人の意見に合わせることも多いのですが、仕事においては自分の目で見て、判断することを大切にしています。図面だけではわからないことは、実際に現場まで足を運びますし、何か気になる事例や建物があれば、直接見にいきます。周りの意見に流されるのではなく、まず自分の考えを持って行動することを常に心がけています。

「単純作業の確実な積み重ねが、業務を確実に推し進める」ということを、頭において仕事をしています。経験のない仕事や難しい仕事に取り組む際は、ついつい大きな部分にばかり目が向いて、細部がおろそかになってしまいがちです。しかし、一つひとつの確認や関係者とのすり合わせを何かの拍子で省いてしまうと、思わぬトラブルにつながり、結果として目標に到達できなくなることもあります。逆に、仕事のなかで困難にぶつかることもありますが、単純な仕事も地道に積み上げていくことで、解決の糸口が見えてくることもあります。どんなに大きなプロジェクトであっても、日々の業務は丁寧な作業の積み重ねです。今後も小さな仕事を着実に積み上げることで、鉄道の安全と沿線の発展に貢献したいですね。

業種を問わずいろいろなことができる会社なので、いまやりたいことがある方は、ぜひその想いを京阪のフィールドで実現してほしいと思います。また、元々やりたかったことだけでなく、働いていくなかで生まれてきた想いも、発信すれば届く会社だと思っています。私のように仕事をする中で興味の幅が広がっていくこともありますし、いまの時点でやりたいことがまだ明確に定まっていない方も、きっと仕事をしていくなかでやりたいことが見えてくると思います。京阪のフィールドで前向きに挑戦してくれる後輩を待っています。

価値観や考え方というのは、入社前はこうだと考えていても、経験を積んだり、身を置く環境が変わったりすれば、それに応じて変わる部分もあるのかなと思っています。ぜひ 、いろんな方の話を実際に聞いて、様々な価値観や考え方に触れてみてください。5年後、10年後、その先も含めて、自分が将来どんなことを思いながら仕事をしているのかを考えるヒントになるかと思います。働くことを想像するのは難しいことですが、鮮明に想像してみると、自分に合った会社であるかが見えてくると思います。みなさんにとって悔いのない就職活動になるよう、応援しています!

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