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#03

【事務系総合職】
若手同期入社
理系出身

薬学研究科 創成薬学専攻 修了
京阪ホールディングス株式会社 経営企画室 経営戦略担当(マーケティング)

工学研究科 都市社会工学専攻 修了
京阪ホールディングス株式会社 経営企画室 経営戦略担当(全社戦略)

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Interview

薬学研究科 創成薬学専攻 修了
京阪ホールディングス株式会社 経営企画室 経営戦略担当(マーケティング)

これまでの経歴
  • 2017年7月~㈱京阪ステーションマネジメント
    駅サービス部(駅サービス係)
  • 2017年12月~京阪電気鉄道㈱ 営業推進部 運転課(車掌)
  • 2018年11月~㈱京阪ステーションマネジメント
    駅サービス部
    サービス推進担当
  • 2020年7月~管理部 制度担当
  • 2022年7月~現職

工学研究科 都市社会工学専攻 修了
京阪ホールディングス株式会社 経営企画室 経営戦略担当(全社戦略)

これまでの経歴
  • 2017年7月~京阪ホテルズ&リゾーツ㈱ ホテル事業部
    京都センチュリーホテル宿泊運営部
  • 2018年1月~ザ・サウザンド京都開業準備室
  • 2019年7月~タワー事業本部
  • 2020年6月~管理本部 経理担当 兼 経営企画室 戦略担当
  • 2021年7月~㈱京阪ビジネスマネジメント 経理事業部 主計グループ
  • 2023年7月~現職

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Q1 自身の就職活動や京阪HDに入社された理由について
教えて!

学生時代は、薬学部で抗がん剤に関する研究に尽力していましたが、ある日ふと車掌さんが子どもに手を振っている場面をみて、自分自身が幼い頃に車掌さんに手を振ってもらってすごく嬉しかったことを思い出しました。人の役に立つ仕事がしたい、自分の仕事が誰かの心に印象を残せたらなお良いと思っていたことから、専攻分野の製薬業界と並行して、あの時の車掌さんのように子どもたちに夢を与えたいという想いで鉄道業界を志望しました。そのなかで京阪に入社を決めたのは、100年前から一貫して培ってきた技術力の高さ、そして、面接などで出会う社員の人の良さや、任されている仕事の大きさに惹かれたからです。この会社であれば、自分も革新的なことができるのではないか、人の役に立つ仕事ができるのではないかと思って入社しました。

学生時代は土木を専攻しており、インフラ業界には自然と興味を持ちました。また、京都出身ということもあり「京都への貢献」という観点でも就職先を探していました。例えば事業エリアに京都が含まれているインフラ系の会社や、京都発祥のメーカー、行政など、当初は幅広い業界を視野に入れていました。しかし、自分の想いである「京都への貢献」を掘り下げていくなかで、京都の魅力づくりに「直接」寄与できる会社で働きたいと思うようになりました。京都の魅力に直接貢献できる分野といえば、やはり観光だと思います。京阪ホールディングスは京都の観光エリアに鉄道路線があり、京都観光に深く携われると思い、最終的に入社を決めました。

Q2 いまの仕事について教えて!

京阪グループ全体の顧客満足度向上・収益性向上を目的として、各種データ分析を通じたマーケティング施策の立案支援を行っています。また、京阪グループの顧客基盤として重要なポイントシステム「おけいはんポイント」の拡充を目指して、各種キャンペーンの実施なども行っています。特に、京阪グループの各社に対する個別のサポートには注力しており、各会社の状況に合わせて、営業データの分析支援やおけいはんポイントを軸としたマーケティングの提案など、企画立案から運営、結果分析までを一貫してサポートしています。

現在所属する部署では、京阪グループの経営戦略の策定や推進、それに伴う経営状況管理・分析やIRといった投資家の方への情報開示活動などを行っています。なかでも、中期経営計画で掲げる目標数値・各施策の進捗管理や、万博やDXといった経営戦略に基づく各プロジェクトの推進を主に担当しています。実務としては、経営に関わる各種会議の事務局として議案や資料の取りまとめや、決算説明会資料や株主通信といった投資家に向けた経営情報に関する資料作成の業務も行っています。

Q3 これまでの仕事で
印象に残っている
エピソードを教えて!

2023年の春に実施した「おけいはんポイントの達人は誰だ!?」キャンペーンの企画・運営は、印象に残っていますね。5回目の開催だったのですが、流通・不動産・ホテルレジャーの3事業群に加え、初めて鉄道とビオスタイルの参画にこぎつけ、過去最大の全19施設でのキャンペーンを実施しました。参加施設が増えれば増えるほど告知物の校正など、細部の調整は増えるのですが、各施設の担当者と密にコミュニケーションを取り、支えていただきながら実施にこぎつけました。結果としてグループ全体としての売上向上につながる成果を上げられたのは、本当に良かったです。

新入社員として、京都駅前のホテル「THE THOUSAND KYOTO」の開業に携わったことが最も印象深い仕事です。当時、京都駅周辺のホテル需要が急増するなかで、京阪グループのフラッグシップホテルとして同ホテルを立ち上げることは、社内でも一大プロジェクトでした。新規ホテルということもあり、開業チームには外資系ホテル出身者など様々なキャリアを持ったホテルのスペシャリストがそろい、宿泊や企画からレストランのシェフに至るまで、各分野のプロたちとともに一つのホテルを作る過程に携わることができたことは、自分にとって大きな経験でした。また、「THE THOUSAND KYOTO」はコンセプトにもこだわって作っていったホテルでしたが、コンセプトをデザインやサービスに落とし込んでいくことは簡単ではありませんでした。コストや利便性とのバランスを常に考えながら、答えがないなかで葛藤しながらも、開業に向けてチームで動いていく難しさとやりがいを実感した仕事でした。

Q4 仕事のやりがいや
面白さを教えて!

自分が経験してきた鉄道分野だけではなく、仕事として携わったことのない流通や不動産、ホテルやレジャー事業に対して、データ分析を通じたマーケティング施策支援を行っていくことは、困難の連続です。各事業で必要とされる考え方や現場感覚がなかなかつかめないうちは、上手くいかないことばかりでした。それでも各事業の担当者から勉強させてもらったり、自分で足を運んで現地を見ることを繰り返すうちに、少しずつ自身の成長も実感しています。いまは、鉄道分野では見えてこなかった価値観や仕事の方法など、日々自分の引き出しが増えていくことが楽しいと感じています。

自分の意見やアイデアが形となり、お客さまの反応を目にすることや、感謝の言葉をもらうことが一番のやりがいです。現在はお客さまと直接関わる業務ではありませんが、経営戦略担当としてグループ全社的な視点で物事を考えることが多く、発想の幅が大きく広がっていくことにやりがいを感じています。また、京阪ホールディングスの社員だけでなく、京阪グループ内外の様々なキャリアや立場の人々を巻き込んで仕事をしていく面白さもあります。それぞれが良さを発揮し、チームとして同じゴールに向かって仕事を進めていくことは簡単なことではありませんが、スムーズに仕事ができるよう、一人ひとりとの深いコミュニケーションを心がけています。

Q5 京阪HDって、どんな会社?

入社前から感じていた人の良さという部分については、入社してからも印象は変わっていません。いま仕事でご一緒する流通分野の担当の方や、前の部署でご協力をいただいた担当の方も、私の学ぼうという姿勢に対して嫌な顔ひとつせず、真摯に向き合ってくれる人ばかりです。また、人の役に立てる仕事もできていると感じています。以前担当した「運行情報配信システム」については、主に計画運休時の告知や多言語化対応、SNSでの告知強化など、システムや制度設計部分からサービスイン・運用の補助まで主担当として任せてもらいました。現在も有事の際の重要な情報発信ツールとなっているのをみると、こだわってやって良かったと思っています。

京阪ホールディングスは、不動産や流通、ホテル・レジャーなど鉄道以外も様々な事業を行っており、沿線だけではなく、全国的に事業を展開している企業です。一方で、どんなに事業エリアが拡大しても、沿線の価値を創造し、地域社会に貢献するという根幹にある想いは変わらず、京阪沿線エリアに貢献している感覚を肌で感じられる会社だと思います。

Q6 あなたの思う
“京阪らしさ”ってなに?

多様性のなかで共生して仕事をしていることだと思います。いまの部署では、私のような鉄道畑を歩んできた人間だけでなく、流通畑やIT畑、ホテル畑など、歩んできたキャリアが全く違う社員がひとつの部署で仕事をしています。ひとつの仕事を行うなかでも、個々のキャリア背景から生まれる目線や考え方の違いが明確に表れるのですが、互いを尊重し各々の意見の良い部分を集約してより良いものを作り出そうとする文化が、京阪らしいと思っています。自分にとっても、この意見交流が鉄道以外の分野の考え方や知識を得る重要な源泉になっていたりもします!

鉄道やバス事業のように安全安心を守り続ける一方で、BIOSTYLEのように前例のない分野でも新たな価値創造に挑戦し続けるのが京阪らしさだと思います。安全安心を守る「真面目さ」やビジネスの観点だけではない「遊び心」を持った会社だなと感じます。個人単位で見ても、ホテル事業、経理、経営戦略という「真面目さ」と「遊び心」のバランスがとれたキャリアを歩んでいると思います。これからも、様々な分野にアンテナを張って柔軟な発想を持ち続けていきたいです。

Q7 ずばり、
京阪の好きなところは?

鉄道事業から始まった会社ならではの、地域に根付いた仕事をできる点や、自分が主体的に関わった仕事が人の役に立つサービスになり、世に届けられるチャンスにあふれているところが好きですね。また、一生懸命に頑張る人を会社全体で支えてくれる風土が根付いていることも良いところだと思っています。以前担当した「列車在線位置システム」では、実際の列車の走行原理を理解すべく、運転部門や電気部門の方々に色々伺いながらシステム構築を進めていったのですが、伺った担当者の誰一人も面倒くさそうな顔をせず、私のために一生懸命に教えてくれる方ばかりで感動したのを覚えています。果てには、運行管理システムを構築した第一人者の課長が、私が色々一生懸命聞き回っている噂を聞きつけて、直々にレクチャーをしてくださる機会にも恵まれました! いま、「列車在線位置システム」が高確度かつリアルタイムに列車の走行位置を表示できることで、お客さまに喜んでいただけているのも、このような風土に支えられた結果だと思っています。

京阪らしさでもある、真面目さと遊び心を持ち合わせた社員が多いところが好きです。仕事に対しては真剣で熱心な社員が多いですが、真面目一辺倒ではなく、遊び心も持って楽しく働いている社員が多いと感じます。また、それぞれにキャラクターも性格も全く違う、個性的な社員が多いところも好きです。入社年次によってもカラーが違うような気がしますし、一概に社員の雰囲気を説明できない多様性があるように思います。

Q8 将来、どんなことをやりたい?

マクロな視点では、大阪万博やIR、その先を見据えた京阪グループ全体の戦略構築などに携わってみたいと思っています。ややミクロな視点では、デジタル技術や各種サードパーティーの情報を組み合わせながら、新たな顧客ニーズの発掘やサービスの提供を行っていきたいです。創業110年を超える企業体ということもあり、意識しなければ蓄積された経験則に基づいて判断してしまう場面もあります。だからこそ、データと客観的な分析から導き出される事実を提示することで、経験則だけにとらわれない、的確な判断を後押しできるよう努めていきたいと思っています。

ホテルやレジャー事業の経営と運営を通して、京阪といえば「京都観光のトータルコーディネートをしている」といわれるようになりたいです。現在も京都観光には深く立脚している会社ですが、今後自分自身がホテルやレジャー事業の経営・運営に携わるなかで、京都観光を代表する企業を目指していきたいと思っています。京阪の強みは、京都観光の旅なかで利用する移動手段、宿泊などに深く関わっていることだと考えていますが、さらにサービスの種類を増やしていくことで、より総合的に京都観光に貢献できるのではないかと思います。個人的には京都で旅館をやってみたいですね。旅館オーナーとしてホテル雑誌の表紙を飾るのが夢です。そのために、現在の経営戦略の業務を通して、投資やM&Aの知見や、グループ事業に留まらない、幅広い業界の知識を勉強中です。

Q9 あなたが大事にしている
「目線」とは?

やるからには一生懸命やる。そして、「役に立つサービスを世に出す」というゴールから逆算して、物事を論理的に考えることを常に心がけています。受験勉強や部活の感覚に近い気がするのですが、漠然とゴールを設定するだけでは、いまやるべきことが明確にならず、ゴールとは全く違った方向に進んでいきかねません。ゴールと期日を定めた上で、与えられた前提条件を整理し、ゴールまでのチェックポイントを設けることで、今日やるべき作業を割り出して着実に実行するようにしています。また、自身が誤った方向に進んでいないか、客観的な視点から定期的にチェックを行うことも重要だと考えています。上長や同僚との会話や状況整理を通じて、今の立ち位置が間違っていないことを確認しながら仕事を進めるようにしています。

どんな仕事も楽しめるよう、「多角的に物事を見ること」を心がけています。簡単に楽しさを見つけられる仕事もあれば、楽しさが見えにくい仕事もあるので、どうやったらより楽しくできるか、360°回転させながら見ている感覚です。また、ひとつの目線だけではなく、色々な目線を自分のなかに持っておくことも大事だなと感じます。実際に仕事をする上で自分の想いはもちろん大切ですが、仕事を進めるためには多くの人を巻き込んでいく必要があるので、それだけでは本当に面白いことや楽しいことは実現できません。目先の楽しさや自分の想いだけではなく、数字や発想、遊び心など、様々な目線を持ち、安易に妥協点を探るのではなく、高い次元でバランスをとっていくことを心がけています。

いまできることを目一杯頑張ってください。勉強・研究・部活・サークル・バイト、何でも構いません。一生懸命にやるからこそ、見えてくる世界や身につく経験があり、きっと社会人になってからも自身の強みになっていくはずです。目まぐるしく変化していく現代において、より良いサービスを提供するためには、常に新しい力や新しい目線が必要だと感じています。入社されて、一緒に人の役に立つサービスを作れる日を楽しみにしております!

いまはじっとしていても情報がたくさん入ってくる世の中ですが、受け取った情報をしっかりと咀嚼した上で自分のなかに取り入れることが大切です。自分の考えを自分の言葉で発信することはもちろん、自分自身が動いて実行できる人がどんな会社でも活躍できる人材だと思います。就職活動は大変なことや悩みもあると思いますが、「自分らしさ」を見失わず楽しみながら乗り切ってください!

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