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#02

【技術系総合職】
中堅社員
電気系 × 車両系

海事科学部 海上輸送システム学課程 卒
京阪電気鉄道株式会社 電気部 電力課 電力設計係 係長

工学研究科 電気電子情報工学専攻 修了
京阪電気鉄道株式会社 車両部 車両課 係長

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Interview

海事科学部 海上輸送システム学課程 卒
京阪電気鉄道株式会社 電気部 電力課 電力設計係 係長

これまでの経歴
  • 2009年7月~京阪電気鉄道㈱ 電気部
  • 2010年4月~電気部 電力課 変電係
  • 2010年10月~電気部 技術課 電力設計担当
  • 2014年7月~㈱京阪ビジネスマネジメント 経理事業部 主計グループ
  • 2017年7月~京阪電気鉄道㈱ 電気部 技術管理課 庶務・安全教育担当 係長
  • 2018年7月~電気部 技術管理課 電気指令 指令長
  • 2021年7月~電気部 電力課 電路係 係長
  • 2022年7月~現職

工学研究科 電気電子情報工学専攻 修了
京阪電気鉄道株式会社 車両部 車両課 係長

これまでの経歴
  • 2012年 7月~京阪電気鉄道㈱ 鉄道営業部 運転課(車掌)
  • 2012年10月~車両部 車両課
  • 2017年7月~車両部 技術課 電気設計担当
  • 2019年7月~京阪ホールディングス㈱ 経営統括室 経営戦略担当(広報) 課長補佐 兼 京阪電気鉄道㈱ 広報部 係長
  • 2022年7月~京阪電気鉄道㈱ 車両部 車両サービス課 係長
  • 2023年7月~現職

※社員の所属や掲載内容は、取材当時のものです。

Q1 自身の就職活動や京阪HDに入社された理由について
教えて!

高専の電気工学科に通っていた学生時代、部活動としてNHKロボコンに参加するためにロボットの設計、製作に明け暮れていました。その経験が、ものづくりの楽しさや大変さ、奥深さを知る原点になりました。一方で、大学に進学して就職活動を始める頃には、ものづくりだけでなく、技術を使って広く様々な課題を解決したいという思いも抱くようになり、就職活動中はインフラ系を中心に志望していました。企業研究を進めるなかで、特に私鉄の技術系総合職は技術の仕事をベースとしながら、業務フィールドが鉄道、不動産、流通など幅広いことを知りました。なかでも京阪は、幼い頃に沿線に住んでおり親しみを感じていたことに加え、技術への少しマニアックなこだわりや、沿線の歴史が香る情緒豊かな雰囲気、社員の方の穏やかな人柄にも惹かれ、最終的に就職先として選びました。

周囲では、専攻分野を生かしてメーカーを志望する人も多かったのですが、私自身は幅広く事業を展開している会社で、多角的な視野を身につけ、地域社会に貢献したいという思いがありました。また、街づくりにも興味があったので、鉄道業界のほか、ゼネコンや不動産業界も志望していました。そのなかで、京阪の幅広い事業領域や、事業を横断したジョブローテーション、チャレンジできる風土に魅力を感じました。最終的には、面接などを通じて社員と会うなかで、役職や所属部署を超えて社員同士の風通しが良いことが決め手となり、入社を決意しました。

Q2 いまの仕事について教えて!

電力設計係では、京阪線の変電所や駅の電気設備などに関する更新や新設工事の計画策定、設計、発注を行っています。電気設備工事は駅リニューアルや高架化工事、再開発事業には必ず付随するので、そういった大規模案件でも中心になって業務を進めます。いまは、その電力設計係の係長として、主に担当する各案件の予算やスケジュールの管理、別の担当との調整のほか、メンバーのマネジメントも行っています。

車両部は、京阪電車の法令検査、車両新造および改造工事を担当する部署です。また、本社企画部門と車両を活用したイベント・グッズの検討や、寝屋川車庫で年1回開催されるお客さま感謝イベント「ファミリーレールフェア」の運営業務にも携わっています。そんな車両部で現在は、環境配慮型車両13000系車両やプレミアムカー増備車両などの車両新造、および改造工事の工程・予算管理を中心に担当しています。

Q3 これまでの仕事で
印象に残っている
エピソードを教えて!

現在の部署に異動してきてすぐ、市内の特定の区域を脱炭素の先行地域にしたいと考えていたある地方自治体から、太陽光発電の設備を京阪の社有地へ設置する検討をできないか、との相談がありました。自治体の担当者からは「環境対策で同市が日本をリードする」という非常に強い意気込みを感じると同時に、自身としても、京阪グループが標榜するBIOSTYLEに資する取り組みであるとも感じました。京阪電鉄ではそれまで大規模な太陽光発電設備の設置を行ったことは無く、技術的なノウハウも持ち合わせていなかったのですが、「自身の身につけてきた知識などを活かす場が来た」と感じ、自身が中心となって情報収集や社内調整などを進め、関係者や同業他社も巻き込みながら、最終的にパートナーとして参画することができました。それまで私は電気に関する知識や技術が様々な課題解決に役立つという認識はあったものの、どちらかと言うと業務のなかで工事を無事に終わらせる、設備を稼働させる、という目の前の課題解決、目的達成の手段としてしか扱っていませんでした。しかし、地球温暖化対策という大きな社会問題に対しても、自身の学びや、京阪が過去から蓄積してきた技術が役に立つことを強く実感し、自身の技術や仕事に関する意識が少し変わった仕事でもありました。

2016年に携わった8000系プレミアムカー化工事において、モックアップによる検証が終わった後に、工事内容に大幅な変更が生じたときのことが印象に残っています。サービスインの期日が迫るなか、「もっといいものは作れないか」という思いで多数の仕様変更が発生したのですが、社内では計画通り竣工できるのかとの声が出始めました。サービスインを待ち望んでいるお客さまのために、なんとしても計画通りサービスインさせたいという思いがあり、設計部門と施工方法の簡素化など工事ボリュームの圧縮を検討したり、通常は法令検査に従事している係員も輪番で施工に携わるなど、車両部員一丸となって取り組みました。結果として無事計画通りサービスインでき、プレミアムカーが多くのお客さまにご好評いただいているのを見ると、「やってよかった」と感じますね。

Q4 仕事のやりがいや
面白さを教えて!

大小様々な工事や案件を扱うなかで、日々思いがけないトラブルや想定外の課題にも出くわします。その都度、色々な方法を検討したり、様々な人に相談しながら、目的を達成するために仕事を進めていますが、その過程で新しい知識や知見に出会い、自然と自身の技術力も 磨かれています。そのようにして身につけてきた知識や経験が、次の課題に出くわした際に生きる場面が多々あり、そんな時に、仕事の面白さや、やりがいを実感しますね。

改造工事・車両新造問わず、電車というあれだけ大きなものをつくりあげるには一人の力ではとうてい無理です。上司や同僚、部下そして共同設計を行うメーカーやデザイン会社がそれぞれの立場から、経験や知識を元にアイデアを出し合い、電車という大きな製作物が完成するのは、大きなやりがいであり、面白さもあると感じています。

Q5 京阪HDって、どんな会社?

鉄道系グループということで学生時代は安定志向や、変化を嫌う雰囲気があるのかな、と勝手に想像していました。しかし実際に働いてみると、鉄道系グループは提供するサービスの特性上、日本社会が抱える少子高齢化、労働人口の減少など社会課題に直面しており、安全は担保しつつも時代に応じて自ら変化し、新たな価値を創造していかないといけない業態だと実感しています。これはいい意味で、私自身の入社前との一番大きなギャップでもありました。

私は技術系総合職として入社しましたが、現業部門だけでなく広報部など事務系の業務経験も積むことができたほか、車両部内でも現場・設計・管理部門と数年おきにジョブローテーションの機会があり、幅広い業務に携わることができる会社だなと実感しています。また、入社3年目でもプレミアムカー化工事など、大きなプロジェクトの担当を任せられる機会が多くあり、若手のうちからチャレンジできる風土を肌で感じています。

Q6 あなたの思う
“京阪らしさ”ってなに?

京阪電鉄をはじめ京阪グループの提供するサービスが、どこか素朴な雰囲気や手作り感があるところが京阪らしさだと個人的に感じています(笑)。京阪では極力社員が自分たちで考えてものごとに取り組むという文化があり、それが提供するサービスにも滲み出ているのかもしれません。

「人に優しい」ところですね。電車をつくり上げるには様々な立場の方の協力が必要だと前に触れましたが、グループ会社の方と仕事を進める機会の多かった広報の時を振り返っても、親切で誠実な方ばかりでした。マスコミからグループ会社に関する問い合わせがあった際なども、全く面識のない方でも、本当に丁寧に対応してもらってましたね。

Q7 ずばり、
京阪の好きなところは?

京阪ホールディングスの社員は、京阪グループの様々な事業に出向しながら働くので、普段は顔を合わせないこともありますが、人数が少ないこともあり、何かあれば立場・世代を超えて協力する雰囲気があると感じます。私の立場でも、社長をはじめ役員から個人宛に質問のメールが飛んでくることもあり、社員同士の距離の近さも感じます。そのような環境なので、事業フィールドが広く、事業規模も大きいながら、働く上では目の届く雰囲気を実感しており、心地よく働ける会社だと感じています。

それぞれに全く違う分野の知識と経験を持つ、頼れる社員がいることです。京阪グループは幅広い事業展開をしており、ジョブローテーションを繰り返しながらキャリアアップしていく背景もあり、それぞれの社員が持つ知識と経験は様々です。同期はもちろんのこと、オフサイトミーティングという社員が集まる機会も年に1度あるのですが、これがきっかけでできた縦の繋がりから人間関係が広がっていくことで、仕事の場面でお互いの経験を活かして助けてもらうこともよくあり、いいところだなと感じています。

Q8 将来、どんなことをやりたい?

鉄道部門で言うと、鉄道の仕組みやサービスをよりシンプルに、よりお客さまのニーズにダイレクトに対応したものに変えていく必要を感じています。鉄道の設備は寿命が長いこともあり、現在も高度経済成長期の大量輸送、輸送力増強を前提とした設備がまだまだ残っています。いまも少しずつ、前例にとらわれることなく設備のシンプル化を進めているところではありますが、将来的には、より大きな変革や更新に携わっていきたいと考えています。また、鉄道部門以外の再開発事業などにも興味があり、自身の技術的な知識をベースとして、将来的に挑戦したいと考えています。

京阪グループが中期経営計画に掲げる観光列車であったり、次世代特急車両を導入する機会などがあれば、設計担当の立場でプロジェクトに携わっていきたいですね。沿線のお客さまなど、利用されるお客さまに誇りに思っていただけるような魅力ある車両をつくりあげていきたいです。

Q9 あなたが大事にしている
「目線」とは?

入社して年数もある程度経過するなかで、何度か異動も経験しましたが、どの部署にいっても求められるのは「課題を発掘、整理し、周囲を巻き込んで解決する」ことだと考えています。もちろん、部署ごとに課題やその解決方法は異なりますが、求められる役割や仕事の目的は大きく変わらないと感じます。どの場所でも、いつもこの考えを意識しながら仕事に取り組んでいます。

「自分」目線です。入社して間もない頃は、上司から自分の考えを問われても、「結局上司が決めるのだから、自分の意見を言ったところで…」と思ったこともあります。けれど今振り返ってみると、上司はそうやって自分で考えるきっかけを与えてくれていたのかなと感じています。経験は浅くても、実務者として裁量を任されることで、責任もある半面、得られるやりがいも大きいです。いま部下を持つ立場になり、今度は部下にも自分の考えを持つ大切さに気付いてほしいと思うようになってきました。同時に自分自身も、他人に言われたからやるのではなく、自分の頭で考えてやるという姿勢をモットーに、より一層意識して仕事に取り組んでいます。

鉄道部門の仕事に携わるなかで、地域に根差したインフラとして、社会的影響力の大きさはもちろんですが、メーカーのように設備を作ったらそれで終わりではなく、場合によっては自分が作った設備を自分自身がリニューアルすることもあるなど、運用や保守を通して、自分が携わった設備と長期間にわたって付き合っていけることが、この仕事ならではの醍醐味だと感じています。また、私のキャリアとしては鉄道部門が比較的長いですが、技術系総合職として、不動産部門や流通部門、経営企画部門で活躍している社員も多く、技術系総合職の前には技術を活かして働ける広いフィールドが広がっています。広さと深さの両面からやりがいのある仕事なので、技術を軸に様々な分野の仕事に挑戦したい方の応募をお待ちしています!

京阪には、様々なフィールドで挑戦する機会があります。だからこそ、自分から積極的に想いを発信したり、挑戦したりするみなさんと働きたいと思っていますし、そんなみなさんを待っています。面接では、京阪ホールディングスに入社して成し遂げたい夢や、挑戦したいプロジェクトなど、ぜひ「自分」を語ってください。そして入社された暁には、一緒に京阪グループを盛り上げていきましょう!

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