人権の尊重
京阪グループでは、すべての人々の人権を尊重することを行動憲章で定めています。毎年5月の憲法週間と12月の人権週間に人権啓発研修会ならびにグループ人権研修を開催しています。そのほか、グループ誌に人権に関する法令や最新情報等を定期的に発信し、啓発に努めています。
京阪グループ人権方針
京阪グループは、すべての人々の人権を尊重することを行動憲章で定めています。
京阪グループの事業活動に関わるすべての人々の人権を尊重するために、サステナビリティ経営の一環として2023年4月に「京阪グループ人権方針」を制定しました。
カスタマーハラスメントに対する基本方針
京阪グループは、鉄道という公共性の高い事業を中心に地域に密着したさまざまな事業活動を行う企業集団として、企業を取り巻く人々の期待に誠実に応えることにより企業としての社会的責任を果たし、地域社会から信頼される企業を目指すため、行動憲章を定め、その中で、「お客さまの安全を第一に考えつつ、お客さまの信頼・満足が得られる品質の高いサービスをタイムリーに提供すること」「すべての人々の人権を尊重すること」「ハラスメントなどのない安全で働きやすい職場づくりに努めること」を掲げております。
これらの実現のためには、お客さま等からのご意見・ご要望等を誠実に受け止め、更なる高品質なサービスの提供に努めていく一方で、一部のお客さま等からのカスタマーハラスメントに該当するような行為については、従業員の尊厳が傷つけられるとともに就業環境が害され、適切な業務遂行の妨げにも繋がることから、毅然とした対応を取る必要があるものと考え、カスタマーハラスメントに対応するための指針として、2024年10月に京阪グループおよび京阪電気鉄道株式会社の「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定しました。
人権教育と啓発
京阪グループでは、すべての人々の人権を尊重することを行動憲章で定めています。毎年5月の憲法週間と12月の人権週間に人権啓発研修会ならびにグループ人権研修を開催しています。2023年度は「障害者差別解消法と心のバリアフリー」などをテーマに、各地域の職場(オンライン併用)で開催しました。このほか、グループ誌を通じて、人権に関する法令や最新情報等を定期的に発信し、啓発に努めています。
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
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参加人数(グループ全体) | 347人 | 350人 | 450人 |
- ※大阪、寝屋川、枚方、京都、大津で開催
人権デュー・ディリジェンス
2024年3月に、グループ各社の人事担当役員やハラスメント相談窓口担当者等を対象として、外部講師を招いての「人権デュー・ディリジェンス研修」を実施しました。これを皮切りとして、2024年度よりグループ全体での人権リスクの洗い出し・特定などをはじめとする人権デュー・ディリジェンスの取り組みを推進しています。
ハラスメントのない職場への取り組み
京阪グループでは、ハラスメント防止を行動憲章に定め、実効性を高めるためにグループ共通の「ハラスメント防止規程」を制定しています。役職や役割に応じた幅広い研修を実施し、「京阪グループ新入社員基礎研修」や各階層ごとの新任役職者研修などを通じて、ハラスメント防止に対する意識向上と啓発を行っています。研修の実施方法は「集合研修」「京阪ホールディングス(株)による出張研修」「動画配信研修」の3つをフレキシブルに活用して最適な受講環境を提供し、研修効果の向上を図っています。
また、グループ各社のハラスメント相談窓口担当者向けの研修も実施するなど相談体制の強化にも努めており、従業員が安心して相談できる環境の構築を図っています。
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
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①集合研修(京阪グループ新入社員基礎研修等) | 634人 | 550人 | 506人 |
②出張研修(京阪ホールディングス(株)によるグループ各社訪問) | 53人 | 14人 | 20人 |
③動画配信研修 | 60人 | 823人 | 149人 |
合計 | 747人 | 1,387人 | 675人 |