人財戦略・人財多様性の推進
人財戦略
人財の多様性の確保を含む人財育成方針・
社内環境整備方針
持続的な企業価値向上に向けて、新たな価値を創造し続けるため、多様な人財一人ひとりが持つ能力・パフォーマンスを最大限引き出すとともに、挑戦と変革を生む風土改革を推進することで、従業員が「BIOSTYLEなマインド」で、いきいきと活躍する環境を整備することを人財戦略として定めています。従業員一人ひとりの“個”の能力とパフォーマンスの最大化に向けて、ワークエンゲージメント(働きがい)の向上を図るとともに人財多様性を推進し、また、挑戦と変革を生む風土改革として、挑戦を促し自律的な成長意欲を高める制度整備や「人財を活かす」マネジメントを推進することを、人財の多様性の確保を含む人財育成方針・社内環境整備方針としています。
指標と目標
人財戦略やこれまでの取り組みを踏まえて、当社およびグループ主要4社(京阪電気鉄道(株)、京阪電鉄不動産(株)、(株)京阪百貨店、(株)ホテル京阪マネジメント((株)ホテル京阪の運営子会社))において以下の目標を掲げて、持続的な企業価値向上に資する環境整備を推進しています。
| 目標 | 2024年度 | |
|---|---|---|
| 採用者に占める女性割合 | 30%以上 | 41.8% |
| 管理職に占める女性割合 | 10%以上 | 10.8% |
| 男性育児休業等取得率(育児目的休暇含む) | 100% | 84.4% |
| 運動習慣の定着率※2 | 2030年度までに70%以上 | 67.2% |
| 年次有給休暇取得率 | 80%以上 | 85.0% |
※2 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施している従業員の割合。
多様な人財が安心して能力発揮できる環境整備・ワークエンゲージメントの向上
オフィス環境の整備、働きやすい服装への転換
京阪グループ各社では、事業所移転などに合わせて職場のレイアウト変更、座席・什器の配置の工夫やコミュニティスペースの設置など、働きやすく、社員間のコミュニケーションを取りやすい環境整備を進めています。
また、時代の変化とともに個人の価値観が多様化しライフスタイルが変化していくなか、社員の身だしなみについても、見直しを進めています。京阪ホールディングス(株)や京阪電気鉄道(株)などでオフィスカジュアルを導入しているほか、(株)京阪百貨店や(株)京阪ザ・ストアではこれまでと同様に清潔感があり衛生的であること、また安全であることや業務に支障をきたさず、お客さまに不安感や不快感を与えないこと等を前提にしたうえで、社員一人ひとりの個性を尊重し、より自分らしく意欲的に働くことができるよう、店舗従業員の身だしなみ基準を変更しました。


主体的で創造的な働き方の促進
京阪グループ各社では、事業特性に応じて従業員が主体的、創造的に働くことができる環境の整備を進めています。京阪ホールディングス(株)および
京阪電気鉄道(株)では、ノー残業デーやフレックスタイム制を導入し、20時以降の残業や休日出勤を原則禁止するとともに、テレワークの活用ガイドラインを整備するなど、時間外労働を削減し、働きやすさを高め、従業員の自律的な働き方を促し、創造的な思考やリフレッシュのための時間確保を進めています。
子育て・介護との両立
京阪ホールディングス(株)および京阪電気鉄道(株)では、育児・介護のための休業・短時間勤務制度をはじめ、在宅勤務制度や、失効する年次有給休暇を積み立てて育児・介護などのための休暇に充当できる制度など、働きながら育児や介護などを行う従業員をサポートする各種制度を整備しています。さらに、これらの制度を従業員がスムーズに活用できるよう、具体的な手続きや利用可能な公的な制度・サービスを網羅した「両立ガイドブック」を発行し、全従業員がいつでも閲覧し、利用できる環境を整えています。

| 企業名 | 認定年 | 認定回数 |
|---|---|---|
| 京阪ホールディングス(株) | 2009年・2011年・2013年・2018年・2021年 | 5回 |
| 京阪電気鉄道(株) | 2020年 | 1回 |
| 京阪ホテルズ&リゾーツ(株) | 2021年・2023年 | 2回 |
| (株)ゼロ・コーポレーション | 2022年 | 1回 |
各種取り組みにより、京阪ホールディングス(株)は、子育てサポート企業として厚生労働省から認定を受けた証である「くるみんマーク」を、2009年以降5回取得しています。2024年には、在宅勤務の限度回数の拡大、企業主導型保育施設の利用環境の整備、ベビーシッター利用支援、育児短時間勤務の期間延長を行うなど、継続的に両立支援制度を整備しています。また、京阪ホテルズ&リゾーツ(株)は、「くるみん認定」取得企業の中から、より高い水準の取り組みを行っている企業に対して与えられる「プラチナくるみん認定」を京都府の宿泊業として初めて取得しました。
障がい者雇用の推進
特例子会社である京阪スマイルハート(株)では、障がいを持つスタッフ6名(2025年3月時点)を雇用し、オフィスの清掃や名刺印刷などの業務を行っています。チームとして最大限の力を発揮できるよう、業務に学習の時間も組み込むなど、社員個々の知力・体力・気力を高めることにも取り組んでいます。京阪ホールディングス(株)、京阪電気鉄道(株)、京阪スマイルハート(株)の3社合計の障がい者雇用率は3.01%です(2025年3月時点)。
外国人の雇用推進
語学力などの強みを活かせるホテル業などで、外国人財の採用や技能実習生の導入を行っており、グループ全体で約100名の外国籍従業員が活躍しています。今後も各社の事業戦略に沿って、国籍にかかわらず能力ある従業員を積極的に採用していきます。
キャリア人財の採用
多様な人財の確保に向けて、新卒採用とともにキャリア採用 (経験者採用) も進めています。当社グループの企業価値向上に資する、経営戦略、事業戦略上、必要と考えられる能力を有し、外部での経験・スキルを持つ人財を迎え入れて、組織の活性化や新たな価値創造につなげていきます。
挑戦を促し自律的な成長意欲を高める制度整備・「人財を活かす」
マネジメントの推進
人財の育成・能力開発
京阪グループでは、グループ各社における研修やOJTによる教育に加え、京阪グループで働く従業員として習得しておくべき知識や意識の醸成などを目的として、入社時に「京阪グループ新入社員基礎研修」を開催しています。また、問題解決力や論理的思考力、部下指導力などのビジネススキルや、財務・会計、労務、コンプライアンスなどの各種知識の習得・強化を図るため、KEIHANビジネスセミナーにおいて各種研修・自己啓発メニューを提供し、グループ全体の教育を推進するとともに社員の自律的な能力開発を支援しています。

理念共感とキャリア設計支援
京阪グループ社員が経営理念に共感しながら積極的にキャリア形成を進められるよう、グループ各社における取り組みに加え、京阪ホールディングス(株)が主催するグループ共通研修やKEIHANビジネスセミナーにおいて、理念共感に主眼をおいた研修やワークショップも開催しています。京阪ホールディングス(株)では、社内コミュニケーションの活性化や経営理念の浸透、キャリア形成支援等を目的とした各種研修や制度を通して、若手の段階から「組織の目指す姿と自身のキャリア観をすり合わせる機会」や「キャリアの実現行動をあと押しする機会」を設けています。2024年度においては以下の取り組みを実施しました。また、2024年度より、タレントマネジメントシステムを導入し順次運用を開始しており、社員の経験・スキルやキャリアの志向といった人財データを一元的に把握し、人財開発や本人の適性およびキャリア志向に基づく適正な人財配置に活用することで、ワークエンゲージメントの向上を図ります。

