京阪グループの強み

強み1

歴史・文化・景観に彩られた沿線

京阪沿線は、「商都の大阪」「歴史と伝統の京都」「自然豊かな滋賀・琵琶湖」という世界に誇れる観光の宝庫です。
特に京都において、京阪グループは祗園、清水寺、伏見稲荷、石清水八幡宮、下鴨神社のほか、嵐山、伏見や宇治、さらには貴船・鞍馬や大原などの洛北地域へのアクセスを担います。

中之島
伏見稲荷大社
清水寺
琵琶湖
強み2

沿線開発を通じたまちづくり

京阪グループはこれまで、駅を拠点とした都市開発やまちづくりを推進し、地域をつなぐことで事業エリアの拡大や価値の創出を図ってきました。
そして2023年度から2025年度にかけて、大阪の東西軸に沿った大型プロジェクトが相次いで完成します。中之島には未来医療の国際拠点が、淀屋橋には駅直結の先進の環境配慮技術を導入したエリア最高層のオフィスビルがそれぞれ竣工します。また、2024年度には長年の宿願であった枚方市駅周辺の再開発事業が竣工し、大型商業施設、オフィス、ホテル、賃貸タワーレジデンスが駅と一体化します。

沿線開発の長年のノウハウを沿線内外で発揮し、「美しい京阪沿線、世界とつながる京阪グループへ」という経営ビジョンを実践したいと考えています。

ステーションヒル枚方
淀屋橋駅東地区都市再生事業
KUZUHA MALL
京阪東ローズタウン
強み3

お客さまとの多様な接点

京阪グループは約50社におよぶ企業で「運輸業」「不動産業」「流通業」「レジャー・サービス業」の4つの事業を展開しています。
祖業である鉄道事業で培った「安全安心」をグループとして提供する共通の価値としながら、生活サービスに関わる様々な事業でお客さまと接しています。4つの異なる事業が互いに補完しあうポートフォリオを構築していながら、一方では、お客さまの生活を支えるという共通の事業内容について互いに連携し、強固な事業基盤を築いています。

  • 運輸業
    • 鉄道事業(京阪電車、叡山電車、京福電鉄)
    • バス事業(路線バス、定期観光バス、高速バス、リムジンバス)
  • 不動産業
    • 分譲マンションの開発
    • 戸建住宅の販売・仲介事業
    • オフィスビルの所有(OMM、京阪大手町ビル、京阪横浜ビルなど)
    • 造園業
    • ビルメンテナンス
    • 建設コンサルタント業
  • 流通業
    • 百貨店
    • ショッピングセンター(KUZUHA MALL、京阪モール、京阪シティモールなど)
    • スーパーマーケット「フレスト」
    • 食の商店「もより市」
  • レジャー・サービス業
    • ホテル(全国で21ホテル・約4,800室)
    • ニデック京都タワー
    • 遊覧船「ミシガン」「ビアンカ」
    • 庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」
    • 水上バス「アクアライナー」
強み4

BIOSTYLEに象徴されるチャレンジ精神

植物まるごと天然成分100%コスメ「NEMOHAMO」

祖業の鉄道事業においては、「日本初・関西初」を数多く生み出し、「進取の京阪」と呼ばれてきました。
開業から100年を超え、次の100年に向けた挑戦として、京阪グループは2014年より、「BIOSTYLE」を提案・推進しています。これは、国連で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、「SDGs」という言葉が生まれるよりも前のタイミングです。
BIOSTYLEの取り組みの1つである、天然成分100%のオーガニックコスメ「NEMOHAMO」は、BIOSTYLEを体現する商品として納得できるものを作りたいとの想いから、化粧品の製造販売に挑戦して誕生したものです。この京都発のコスメブランドは、その志と品質を高く評価いただくとともに、年々ファンを増やし、2023年には東京・丸の内にも進出しました。
先人から引き継がれるチャレンジ精神は、現在の京阪グループにも引き継がれています。

強み5

強固な財務基盤

「安全とチャレンジ」を基本方針とした経営戦略により、強固な財務基盤を維持しています。
運輸業に加え、不動産賃貸業が安定的な利益の柱となっており、国際的な格付機関である格付け投資情報センターからは「A-(ポジティブ)」(2024年2月22日時点)、株式会社日本格付研究所からは「A(ポジティブ)」(2024年1月17日時点)の高い評価を得ています。沿線の再開発プロジェクトが続き、有利子負債残高は横ばいとなっていますが、コロナ禍からの回復によるEBITDAの改善により、ネット有利子負債/EBITDA倍率は8.0倍(前期末9.5倍)、自己資本比率は34.6%(同34.1%)(2023年3月31日時点)に回復してきています。今後は再開発プロジェクトの竣工により、さらに安定性の高いキャッシュフローを積み上げていく計画です。