こころまち つくろう 活動レポート
京阪グループでは、駅ナカコンビニエンスストア「アンスリー」を順次「もより市」へとリニューアルしています。より品質にこだわった“食”が駅ナカにも求められる時代、「もより市」は地域に役立つ“いつも使いたいお店”をコンセプトに、“即食”を商品テーマとして、高品質かつ独自性の高い品揃えで駅から毎日おいしい幸せをお届けします。ちょっとのぞいてみたくなる、ついつい行きたくなる、そんな地域に根ざした食の商店をめざす「もより市」には、どんなこだわりの食が並んでいるのか密着取材してきました。
電車に乗ってやってくる!※1
作りたての自社製お弁当
「もより市」には、その日の朝から京阪グループのスーパーマーケット「フレスト」の厨房で手作りされたできたてのお弁当が、鮮度の良いまま京阪電車に乗って運ばれてきます。京阪グループならではの利点を生かした輸送方法です。お弁当には、販売を始めた2018年12月から累計販売数が10万食を突破した大人気の「のり弁」など豊富な種類がそろいます。
時間帯ごとに品ぞろえが変化
欲しい時に欲しいものが
充実する店頭
お客さまのニーズに寄り添った店頭づくりも「もより市」の特色のひとつです。朝の通勤・通学時には、そのまま朝ごはんやお昼ごはんとして即食できるお弁当やパンが充実しています。お昼にかけては、その日に届いた野菜やおやつが並び(※2)、夜には食卓の一品に使えたり、お酒の肴になるお惣菜類が豊富にラインアップします(※3)。1日のうちでも行くたびに新鮮な食との出会いが楽しめます。
希少性は沿線外でも大評判!京阪沿線の
隠れた銘品・愛されグルメがそろう「レールグルメ」※4
京阪沿線で人気のスイーツから、地元民がこよなく愛する地域の銘品グルメまで。沿線の魅力が集結した品々である「レールグルメ」は、「もより市」の目玉です。お店に並んでも売り切れ続出でなかなか手に入らない、あるいは地元の1店舗のみで「そこでしか買えない」レアグルメを求めて、沿線外からもお客さまがわざわざ買いに来られるほどの高い人気を誇っています。入荷は商品・店舗により異なりますので、お求めの際には店頭の入荷スケジュール表でご確認ください。
◉メイズテーブル
デニッシュ食パン
八幡市で生まれたメイズテーブルのデニッシュ食パン。たっぷりの卵とミルクにバターを加えた濃厚な味わい。職人が真心込めて愛情を注いだ傑作として地元でも高い人気を誇っています。「もより市」では「プレーン」「メープル」「チョコレート」等のフレーバーが並びます。
◉大津名物 三井寺力餅
消費期限の短さから浜大津の本店と、草津PAなどの数店でしか買えなかった大津名物が「もより市」に。たっぷりのきなこが贅沢で、一口ごとに幸せになるおいしさです。
◉九十九堂本舗
クリームパン
パンを超えて、もはやスイーツとたたえられるクリームパンは、こぼれ落ちるほどたっぷりのクリームが特徴。要冷蔵だからこそ提供できるおいしさです。「もより市」限定のフレーバーも要チェック!
◉ず~ち チーズケーキ
売り切れ次第閉店してしまうため、地元・萱島の方でもなかなか味わえない銘品グルメとして知られるチーズケーキが「もより市」には並んでいる! と地元でも噂になるほど。
◉ブルージュ洛北
洛北フレンチ
移動ワゴンで京都洛北界隈を拠点に活動する人気店では、毎日焼き上げられるスイーツやパンが届きます。売り切れ必須の洛北フレンチも「もより市」に登場。
こだわりの自社製パンは「もより市」の定番
枚方市駅の「もより市」は、「もより市」の第1号店です。店内の「もより市ベーカリー」は駅ナカにありながらも、パンの生地を粉から仕込んでこねあげ、一つひとつ形を作り、じっくり発酵させて焼きあげるというパンを作るすべての工程を1カ所で行うスクラッチベーカリーです。すでに成形されたパンを購入し、お店では焼きあげるだけというスタイルと比べると非常に手間も時間も多くかかりますが、自社で一貫製造することで価格を抑えています。また、その日の天候や水温を考慮して製造するなど、職人技の生きる手作りのおいしいパンをお客さまにお届けすることができます。この「もより市ベーカリー」で作ったパンやベーカリーオリジナルの「自家製アーモンドサブレ」は各「もより市」で購入いただけます(※5)。
夕食や晩酌に向けて、
お酒やお惣菜を選ぶ楽しみも
1日働いて最寄り駅まで帰ってきたのに、そこからまた夕食用に近くのスーパーや商店街に足を運ぶのは大変…。そんなお客さまのニーズにお応えするために、「もより市」では夕食どきには食材やお惣菜、お酒の品揃を充実させています(※6)。駅ナカで夕食や晩酌のお買い物までできてしまう便利さも「もより市」の大きな魅力の一つです。
“手の届く贅沢”を楽しむ喜びを、毎日の暮らしにお届けしたい。
最後に、「もより市」の今後の展開などについて、株式会社京阪ザ・ストアの吉井部長にお話を伺いました。
最近「もより市」を京阪沿線の駅で目にする機会が増えましたが…。
2023年度末までに、次々と新店をオープンさせていく予定です。新しい「もより市」には、沿線外への初出店となる「もより市 地下鉄新大阪駅」や、京都土産も取り扱い、観光のついでに立ち寄りたくなるお店づくりをめざした「もより市 三条駅のれん街」など、これまでの駅ナカショップの領域を超えたチャレンジをしている店舗もあります。なかでも「もより市 三条駅のれん街」は、鳥居をイメージした朱色基調の店舗デザインが目を引くしつらえとなっており、駅の魅力向上の一助にもなっています。
店舗ごとに個性が違うのは魅力的ですね。
「もより市」は、“その駅を使っている人が一番欲しいものを置いていく”ことを大切にしています。ですから、各店舗ごとに商品のラインアップも少しずつ違いがあるんです。例えば、ビジネス街の中心的エリアにある「もより市 天満橋駅」なら、お弁当類やオフィスへの手土産にも便利なようにスイーツ類を充実させています。一方で、お住まいの方も多く利用される、「もより市 樟葉駅」「ひらかた もより市マーケット」などでは、新鮮な野菜類などを豊富に取りそろえております。「もより市 京橋駅内」では、駅ホーム売店の名物フランクフルトを販売しています。かつて商店といえば、それぞれに個性が異なりました。同じように、その駅ならではの「もより市」らしさをお客さまに楽しんでいただけたらと思います。
「もより市」の存在によって、駅の付加価値を高める効果も期待できますね!
駅は、毎日使う生活の拠点です。そこにちょっとしたおいしいもの、ちょっと贅沢だけど自分のご褒美になるスイーツなどがあれば、毎日の暮らしに楽しみや憩いが生まれるのではないかと思うんです。駅を単なる通過点ではなく、暮らしを彩るスポットに変えていきたいという願いがあります。「もより市」を通して“手の届く贅沢”を日々にお届けすることで、お客さまに“こころまち”にしていただける駅になれるよう私たちも商品の流通を通じて力を尽くしていきたいです。
「もより市 門真市駅」 9月4日オープン!
2023年4月に大型アウトレットを併設した複合型ショッピングセンターが開業し、大きな話題となった門真市。ますますにぎわいが増すエリアにアクセスする京阪電車門真市駅にも「もより市」がオープンします。京阪沿線のおいしいもの、掘り出し物を見つけに、ぜひ足をお運びください。
2023年9月掲載