KiKi京橋で人気を誇るつけそば専門店
ラーメンは食べ歩きがやっぱり楽しい。京橋はチェーン店も個人店も様々で、今の気分に合った1杯がすぐに見つかる場所だ。
今日もおいしいラーメンを探して京橋をうろうろ。そうだ、KiKi京橋にある「つけそばmaren(まれん)」で、小粋なつけそばを食べようかな。
こちらでは、以前「しょうゆそば」を食べたことがある。4種類のしょう油と、昆布やシイタケなど様々な旨味をブレンドした自家製しょう油ダレを、丹波黒どりと水だけで仕立てたスープで割っており、シンプルな中にもコクとキレが際立つ味わい深い1杯だった。今日の目的のつけそばは同店の看板メニューでもあるので、どんな味わいなのか非常に気になるところ。
昆布水に浸った麺が
旨味を底上げ
つけ汁はしょう油と白湯で、それぞれトッピング違いで4種類ずつのラインアップがある。オーダーしたのは、しょう油味・トッピング全部盛りの「特製しょうゆつけそば/1,280円」。2種類のチャーシューをトッピングした豪華仕様で、しっかりお腹も満たされるだろう。
木のトレイに麺と具材、しょう油ダレ、薬味の3種類の器がのって登場。トレイや器の色合いもあいまっておしゃれなつけそばだな。麺は昆布水に浸っていて、これが旨味倍増の秘密とのこと。ひと口目はつけ汁に付けずそのままいただくのがおすすめとのことでさっそくすすってみると、おお、麺の風味がしっかり感じられて美味! 昆布水のほんのりとした旨味もまた新鮮で、これだけでもイケるな。
続いてしょう油ダレにつけて。コクがありながらあっさりとした食べ応えで、細めの麺によく合う。何より、昆布水としょう油ダレが混ざり合うことで生まれる旨味が格別だ。
味変が楽しめるのも
うれしいポイント
レアチャーシューで使用している豚は、栗を餌にして育った高級白豚の栗豚。柔らかでジューシーな肉質だそうで、これを低温でじっくりと火入れして仕上げている。たしかに実に滑らかな、しっとりとした歯応えだ。
味変が楽しめるのも同店のつけそばのうれしいポイントだ。添えられた藻塩やワサビを麺につけたりしょう油ダレに混ぜたりすれば、さらにキリリと引き締まった味わいに。卓上にある黒胡椒や山椒、煮干し酢などを加え、より一層自分好みの味わいも作り出せる。
麺を食べ終わったら、最後に残った昆布水をしょう油ダレに加えてぺろりと飲み干す。旨味が凝縮したおいしいつけ汁まで残さず食べて、大満足のランチとなった。