

110年のあゆみ
創立から開業まで
1906年11月に創立した京阪電気鉄道株式会社は、日本経済が大戦ブーム沸くなか、開業に向けての準備を急ぎました。軌道条例による特許に基づいていたため、予定路線の2/3は道路との併用区間でした。そこで計画的に路線変更を出願し、1/3にまで減らすことに成功しました。京都市内の路線に関して、当初は塩小路を終点とする考えでしたが、京都府からの提案を受け、塩小路-五条間は鴨川と疎水の間の堤防上に線路を敷設することにしました。大阪側については1908年9月に大阪市と結んだ契約により、将来、大阪市電の線路に乗り入れることを前提に、起点を天満橋南詰まで後退させました。開業準備に手間取り、開業は当初予定より遅れたものの、1910年4月15日、天満橋-五条間に1番電車が走りました。
1910-2020の主な車両
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1型
[製造初年:1910年]
天満橋-五条間開業にあたり製造された車両です。大阪市電に乗り入れる計画であったためオープンデッキの車体となりました。
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60型びわこ号
[製造初年:1934年]
京阪線と京津線の直通運転のために開発された日本初の連節車です。天満橋-浜大津の「直通特急」などで活躍しました。
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1800系
[製造初年:1953年]
1700型の後継車として登場しました。関西でテレビ放送が始まると、受像機を搭載したテレビカーとしてデビューしました。
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5000系(当時の塗装)
[製造初年:1970年]
京阪電車が初めて導入したアルミ車体の車両です。ラッシュ時には通常の3扉から5扉に、昼間時などには天井部に収納した座席を下ろし、3扉で運用しています。
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8000系
[製造初年:1989年]
鴨東線開通により不足する特急編成1編成の増備として登場しました。1997年にはダブルデッカーを増結し、2017年にはプレミアムカーを導入しました。
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プレミアムカー
[製造初年:2017年]
京阪特急の次代を拓く新サービスとして、8000系車両全10編成に座席指定の特別車両として導入されました。
開業110周年記念イベント
京阪グループ開業110周年を記念したイベントを開催
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京阪電車で行く 御酒印さんぽ Vol.2
京阪沿線の酒蔵をめぐって、お酒のラベルをコレクション!
酒蔵・店舗でお酒を購入し御酒印帳を呈示すると、お酒のラベルとスタンプがもらえます。 集めたスタンプの数に応じて、抽選でプレゼントが当たるスタンプラリーを開催!