車両部門

WORK FIELD

車両部では、車両のメンテナンスや新造車両の開発・設計を通じて、京阪電車を利用するすべてのお客さまに、毎日、当たり前のように安心して車両を利用していただくことを目指しています。

一口にメンテナンスといっても、車両の検査や修繕・改造・故障対応など、当部門が担う業務は非常に多岐にわたるものです。たとえば、車両の定期検査だけみても、10日以内に1度の「列車検査」をはじめ、3カ月以内に1度行う「状態・機能検査」、さらには、4年以内または60万キロ走行以内に1度の「重要部検査」、8年以内に1度の「全般検査」による徹底したオーバーホールの実施と、現在当社が保有する600両以上すべてを対象に、1両ごと緻密なメンテナンス・スケジュールが組まれています。

このように膨大かつ多岐にわたる検査・修繕を日々、確実に行っていくには、車両そのものに対する高度な知識や技術はもちろん、それぞれのパートを分担しながら、効率良く、時間通りに万全の状態に仕上げていくためのチームワークが鍵を握っています。したがって、特に技術系専門職の社員に求められるのは、新しい挑戦を可能とする技術への探求心や独創性とともに、技術部門の中核メンバーとして組織を引っ張っていくに足る、優れた協調性・バランス感覚です。

MESSAGE

鉄道車両の保守・管理は、京阪電車の日々の安全な運行を直接的に支える、という極めて重要な使命を担っており、まさに鉄道事業の最前線を担う仕事です。京阪の列車は、1日最大20時間運行するものもあれば、特急車両など月間2万キロもの距離を走破する車両もあります。私たちは、そうした車両を常に万全の状態で本線に送り出すため、日々全力で業務に取り組むとともに、設計・保守の双方での積極的な改善・改良にも力を注いでいます。

当社の車両技術は、長い歴史のなかで絶えず磨かれてきました。
たとえば、特急用車両のリニューアルをはじめ、2階建て車両(ダブルデッカー)を寝屋川車両工場において設計・施工した経験を有するなど、自社内に蓄積された車両設計・大改造工事の技術力・ノウハウについては、鉄道他社と比較しても高い水準にあると自負しています。また寝屋川車両工場および検車部門が、鉄道車両検修基地として関西初となる『ISO14001』を認証取得したことも、新しい挑戦や改善に意欲的な京阪らしい取り組みと言えるでしょう。

車両の技術はやはり専門性が非常に高いことが特徴となりますが、それだけに技術系専門職社員には、まずメンテナンス業務で経験を積み、しっかりとした技術力を身に付けた上で、ゆくゆくは車両の新造や改造の企画設計にも携わる高度な専門家としてリーダーシップを発揮することを期待しています。
自分たちが設計・整備した車両がお客さまを乗せ、駆け抜けていく姿を見ると、プロフェッショナルとしての充足感と誇りが湧くとともに、技術者としての、大きなやりがいが感じられます。ぜひ、そんな私たちと一緒に働いてみたいと思う、仲間をお待ちしています。

先輩社員から

※所属は取材時点のものです

現在の仕事内容
現在は鉄道車両における電気関係の設計を担当しています。
新造車両や既存車両の改造に関する設計を行なっていますが、設計業務は仕様検討や設計図面の製図といった一般的に連想されることだけではなく、お客さまのご意見や乗務員からの要望を受けて現状の調査や改善業務も行います。
設計は装置ごとに担当が分かれており、私は放送装置や停電時の非常用電源装置、車両間の情報伝送装置を担当しています。
鉄道車両の設計には、安全な車両を実現するため、長年に亘って築き上げられた先人達の設計思想が継承されており、設計思想に新技術を融合して、より良い車両を目指して造り上げています。
また、現在、座席指定の特急車両「プレミアムカー」の導入に伴う8000系車両の改造工事に取り組んでいます。お客さまが大阪~京都間の移動を快適に過ごしていただけるように、長年に渡り培ってきた「技術」と選ばれる京阪の実現に向けた「お客さま目線」の2つの観点を大事にしながら、工事を進めています。
仕事のやりがい
何よりも、私たちが設計・保守した車両がお客さまを乗せて順調に走っているところを見ると、やりがいを感じます。過去、修理に苦労した車両であれば、その思いも一層強くなります。
また、車両部では車両の改造工事も手掛けていますが、6000系車両のリニューアル工事は寝屋川車両工場で施工していますので、数々の部品から鉄道車両をつくりあげるという、モノづくりの一翼を担えることが、やりがいの一つになっています。様々な技術を同時に習得することが出来るのも、仕事をするうえでの面白さです。
通常のメンテナンス業務も、モノづくりも、勉強した知識を直接生かすことが出来る職場ですので、向上心を持って仕事に取り組んでいます。
学生へのメッセージ
私が当社に入社した理由は、これまで学んできたことが仕事に生かすことができ「技術」を形にできることや、車両設計やデザインなどから「業界をリードしていく」という気概を感じたからです。入社後は、日頃から改善に取り組み、自ら考え行動することで創意工夫が認められる社風があることにも魅力を感じています。そのような当社の社風を感じていただき、共感していただいたみなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
また、社会を支える鉄道技術のプロフェッショナルになるための道のりでは「知識と経験」が必要不可欠です。もちろん、これらは会社に入ってからじっくりと学ぶことが出来ますので、学生のみなさんには、幅広い年齢層の人と関わり、多様な価値観にふれ、自分の見識を広げてみてほしいと思っています。
1日のスケジュール
1日のスケジュール

TOPICS ビジネス・トピックス

新型車両13000系の導入

新型車両13000系を38両新造し、2012年4月より営業運転を開始しています。
この車両は、環境面においては、従来車両との比較で約35%の電力量削減を実現。また、バリアフリー対応を充実させ、安全面においても、車体強度向上を図るほか、事故や急ブレーキ時の車内での事故防止策も施すなど、これまでの当社車両開発時に蓄積された技術やノウハウを結集し開発されています。
さらに、デザイン面でも、内装には墨色や橙色といった特徴的なカラーを要所に配し、観光都市京都のエレガントなテイストも想起させる、モダンな車両に仕上げています。

6000系車両 リニューアル

当社の代表的なロングシート車両である6000系車両をリニューアルし、2014年9月より営業運転を開始しています。
今回のリニューアルでは、車いすスペースや液晶型車内案内表示器、ドアチャイムの設置など、バリアフリー化への対応のほか、内装材の取り替えや座席の更新、通話型非常通報装置の設置や握り棒の増設など、当社最新車両である13000系車両のインテリアデザインをベースに車内を刷新しています。また、車内照明や前部標識灯(ヘッドライト)、行先表示器にLEDを採用し、省エネ化を図っています。

京阪線車両のカラーデザインを一新

新たな「京阪ブランド」確立の一環として、全車両のカラーデザインを一新しました。特急車両(8000系)は、赤色、黄色、金色の組み合わせで、十二単や紅葉、祝祭、金蒔絵などエレガントなイメージを連想させるカラーデザインに変更。8000系と3000系を除く京阪線のすべての車両は、京阪の伝統色であるグリーンに白色を織り交ぜることで、現代的感覚をプラスするカラーデザインに変更しました。

ラッピングトレイン

『ラッピングトレイン』は、ボディにカラフルな広告を施した特別列車です。車体に広告を施すことで、その列車に乗車される方だけでなく、駅や沿線でより多くのお客さまに訴求できる有効な広告媒体になります。キャラクターのラッピングはお子さまに大変喜ばれるため、乗り物としての楽しさのアピールにもつながり、また当社の沿線施設の営業戦略に応じたラッピングは、お客さま誘致にも効果を発揮しています。

ファミリーレールフェア2016

お客さま感謝イベント『ALL KEIHAN サンクスフェスタ』の一環として、2016年10月に寝屋川車両基地で開催された『ファミリーレールフェア2016』。すでに15回目の開催となった車両基地の一般公開イベントでは、車両部も一致協力して京阪の魅力をアピールしました。特にお子さま連れの家族の方々を中心に大好評のイベントとして、14,000人を超える来場者がありました。