土木・建築部門

WORK FIELD

大阪・京都・滋賀をエリアとする総延長距離91.1kmの鉄道網と89の駅施設を有する鉄道事業において、日々の列車の安全・快適輸送を支える基盤となっているのが、軌道・橋梁・トンネル・駅設備などのさまざまな土木施設・建築物です。日々の線路や駅設備の維持・管理に努め、「安全」「迅速」「正確」「快適」な列車運行を守るために必要な保守・改良工事を計画・実施するのが工務部(保線・土木・建築)の役割です。

また、国や自治体と連携して地域の再生や活性化を促進するために鉄道施設を整備することも、当部門の重要な使命です。例えば、地域分断の解消を目的とする鉄道の高架化や駅における自由通路の整備、あるいは鉄道と道路交通との結節点となる駅前広場の整備がその代表的なものです。こうした工事では、鉄道の安全な運行や安心してご利用いただける駅設備をお客さまに提供するため、当社の鉄道施設に限らず、その周辺の施設も含めて当社がかかわることが多くあります。

工務部の技術系専門職社員は、土木施設・建築物の点検・保守はもとより、保守・改良工事における社内外の関係者との調整や協議も重要な役割であり、その守備範囲は非常に広範なものとなります。コスト・計画設計・施工監理のすべてをマネジメントしながら、幅広い年代の方やさまざまな立場の方と議論を重ね、“ものづくり”のプロセスに一貫して携わることができるのは、工務部ならではの醍醐味です。完成した施設に対して、お客さまから多くの反応をいただくため、地域社会の大切な財産を築き上げるという大きな達成感を得ることができます。

MESSAGE

工務部では、保線・土木・建築に関する専門知識と経験を駆使して、工事計画の立案から施設の企画・設計、積算、工事発注、そして実際の工事現場における施工監理までトータルで携わることになります。ミリ単位の緻密な軌道保守、橋梁やトンネルなど土木構造物の長寿命化、駅設備のリニューアルなどの業務では、自ら知恵を絞り、創意工夫を凝らして具体化していく場面が多く、大きなやりがいと達成感を得ることができます。

工事を計画から完成まで円滑に進めていくには、社内外の多くの部門との調整や、建設会社との設計・施工協議を行います。また、工務部の技術者は、専門の技術知識だけでなく、プロジェクトのまとめ役として全体を指揮していく「マネジメント能力」や「交渉力」も必要です。さまざまな苦労が伴いますが、ひとつの仕事をやり終え、出来上がった施設とともに、仕事にかかわった人たちと信頼関係を築くことができたなら、必ずそれは、あなたの貴重な財産となるはずです。そして、その積み重ねを経て、将来的には高度な専門家としてのリーダーシップを発揮することを期待しています。

工務部の技術者は、当社の蓄積されたノウハウを時代のニーズに合わせうまく活用し、さらに創意工夫を凝らして、新たな価値の創造に取り組んでいます。ぜひ私たちと一緒に新たな価値への挑戦を始めてみませんか。

先輩社員から

※所属は取材時点のものです

現在の仕事内容
私は、線路の維持・管理を行う保線課設計担当に所属しています。設計担当の一員として、線路の保守・改良工事の計画立案及び外部業者への発注を主要な業務としています。線路の補修工事の発注はもちろんのこと、近接する建設工事による線路への影響管理も担当業務の一つです。また、京阪電車を利用されるお客さまの利便性を高めるべく、社内外の関係者と協力しながら、将来を見据えた線路の改良計画を立案しています。現在は事務所での計画・設計業務が中心ですが、効率的な線路の管理をするために、線路の点検検査マニュアルを改善するなど、現場部門の業務支援も図っており、幅広い立場で線路に関わりながら、「安全・安心」の鉄道輸送を守っています。
仕事のやりがい
保線課の一番の仕事である線路の維持・管理は、「安全の確保」は当然のことながら、「電車の乗り心地の向上」にも努めています。自分が担当した工事で、電車が揺れることなく静かに通過したときは、この上ない満足感を得る瞬間です。また、保守・改良工事は自分一人でできるものではありません。幾度となく関係者との調整を重ね、少しずつ工事が進んでいき、一つのモノが出来上がっていきます。担当している工事が滞りなく無事に竣工を迎えたとき、そこには、途中の苦労も忘れるくらいの達成感があります。
学生へのメッセージ
私は、就職活動をするにあたって「公共性の高い鉄道会社で社会に貢献したい」「鉄道の最前線で働き、高い技術を持つスペシャリストになりたい」という想いがありました。そして現在、仕事のやりがいを感じる時や、お客さまから「いつもありがとう」というお言葉をいただいた時は、その想いを持って就職活動を進めていて間違いはなかったなと実感する瞬間でもあります。
特定の企業に入社したいという、強い気持ちはもちろん必要ですが、様々な分野、企業に興味をもって臨むことで、幅広い知識が身につき、選択肢が広がることで、より良い就職活動になると思います。これから様々な経験が待っていると思いますが、結果に一喜一憂することなく、最後まで自分らしく、常に好奇心を持って頑張ってください。
1日のスケジュール
1日のスケジュール

TOPICS ビジネス・トピックス

鉄道の高架化

1999年から始まった淀駅付近立体交差化事業が、2014年度で竣工しました。この事業によって、淀駅を中心に京阪本線約1.5㎞の高架化が完了しました。また、2013年度から、香里園駅を含む3駅と京阪本線約5.5㎞を高架化する連続立体交差事業に着手し、現在は、高架橋や駅などの設計を進めているところです。

快適な駅のトイレ環境の整備

お客さまからのご要望をもとに、京阪線の駅トイレのリニューアルを進めています。清潔感の向上を基本としながら、高齢者や子育て世代にやさしく、さらには訪日外国人の増加など社会環境の変化にもお応えできる機能を備えたトイレ空間づくりを目指します。
個室は全洋式化し温水洗浄便座を導入、パウダーコーナーや幼児用器具(便座)の設置、訪日外国人に配慮した分かりやすいご案内(衛生器具の使用方法を4ヵ国語やイラストで表示)を施したつくりとしています。また、環境に配慮し、節水タイプの衛生器具やLED照明の採用を進めていきます。
2016年に祇園四条駅及び七条駅トイレのリニューアルが完了しました。
順次、京都地下線での各駅(七条から出町柳駅)で整備を進めていく予定です。