運輸業

「大阪」「京都」「滋賀」関西2府1県を結ぶ地域の大動脈

当社の鉄道路線は、京阪本線・鴨東線、中之島線、交野線、宇治線、京津線、石山坂本線、鋼索線からなる総営業距離91.1kmの鉄道ネットワークを構築しています。

大阪と京都という2大都市を結ぶ通勤・通学アクセスとして、また、京都やびわ湖への観光アクセスとして、1日平均約80万人のお客さまにご利用いただいています。

「京都観光」のメーンライン

当社線は、国際観光都市“京都”のなかでも、祇園や清水寺、平安神宮など、人気観光スポットが集積するエリアを走る「京都観光」のメーンラインです。

より多くのお客さまに快適な京都観光をお楽しみいただくため、JR西日本と協力し、「全国からJR京都駅→東福寺駅経由→京阪線で祇園・清水」という京都における新たな観光ルートの育成にも注力しています。

大阪と京都を結ぶ特急車両には、2階建て車両を連結し、特別料金を必要としないものとしては最上級の豪華さを誇る8000系車両を主に運転しています。

同車両は現在リニューアル工事中で、シートなどインテリアのグレードアップや、停車駅案内や天気予報・ニュースなどを表示する液晶ディスプレイの設置など、さらに魅力ある車両へと生まれ変わって順次運転を開始しています。

「水都大阪」の中心を貫く中之島線

中之島線は、京阪本線天満橋駅から分岐し、大阪の文化とビジネスの中心地である中之島に乗り入れる約3kmの路線です。

同線は、京都と大阪の中心部を直結するほか、大阪市内中心部の鉄道空白地帯を解消するもので、中之島西部地区再開発の一層の促進なども期待されています。

また、中之島線4駅は、3000系車両とともに「2009年度グッドデザイン賞」を受賞しています。

なお、建設にあたっては、建設主体が資金調達して建設・保有する鉄道施設を、運行主体が使用し、その線路使用料で一定の期間に借入金の償還を行う償還型上下分離方式が初めて採用されました。

「湖都大津」の足として地元に愛される大津線

大津線は、京津線と石山坂本線の総称で、全列車が各駅停車、約1.0kmの併用軌道部分を持っており、大津市民の日常の足という性格が色濃い路線です。

また、平成20年1月には、京都市営地下鉄東西線の延伸に伴い、京津線車両の乗り入れ区間を「太秦天神川駅」まで延長しました。

石清水八幡宮参詣の足として活躍するケーブルカー

男山ケーブルは、石清水八幡宮参詣の足として大正15年に男山索道株式会社によって敷設されましたが、戦時中の資材供出のため昭和19年に廃止されました。

その後、昭和30年に当社が復活させ、現在も参拝客を中心に多くのお客さまでにぎわっています。

利便性の高い駅をめざして

平成16年8月、関西民鉄の先陣を切ってICカード決済サービス「PiTaPa」を導入。

平成23年6月からは、当社におけるICOCAおよびICOCA定期券の発売を開始し、さらなる利便性の向上を図っています。

また、お客さまから気軽にお問い合わせいただけるよう、オープンカウンター方式の改札口「けいはんインフォステーション」を主要駅に設置しています。

ほかにも、便利かつ快適に駅をご利用いただくため、駅構内に銀行ATMや駅売店「SECOND POCHE」、コンビニエンスストア「アンスリー」といった商業施設を展開するなど、ハード・ソフト両面から様々な取り組みを行っています。

安全で快適な鉄道をめざして

日常生活の1シーンである鉄道。そんな鉄道施設を安全に、快適にご利用いただくため、ハード・ソフト両面から当社では様々な取り組みを行っています。

安全設備の充実

当社では、昭和42年に関西民鉄で初めてATS(自動列車停止装置)を導入したほか、ATS設置について、改正された「鉄道に関する技術基準省令 」への適合をすでに完了しています。

さらに、より一層の安全性向上のため、多情報連続制御式の新型ATSの導入準備を進めています。

また、列車の脱線を防止する脱線防止ガードを、国に定められた基準を上回って設置しているほか、運転士異常時列車停止装置を全車両に設置するなど、安全最優先の考えに則り、安全設備の充実を図っています。

平成19年6月には、更なる安全と円滑な運行管理をめざして、駅の信号機、ポイント、行先表示器、案内放送などを自動的に制御する「自律分散式列車運行管理システム(ADEC)」を更新し、機能向上を図りました。

安全を守る日々の取り組み

当社では、非常事態に備えて多様な訓練を実施しています。

そのなかでも、毎年行われる総合事故復旧訓練と総合防災訓練は、鉄道部門全体で実施する大規模な訓練で、毎回様々な状況・場面を設定し、緊急事態発生時にも速やかに行動をとれるようにしています。

また、安全設備やその他関連機器の保守・点検を徹底しているほか、運転士全員にSAS(睡眠時無呼吸症候群)の簡易検査を実施するなど、安全確保のために日々取り組んでいます。

安心してご利用いただくための取り組み

視覚に障がいをお持ちの方のホームからの転落を防止するため、ホーム点字ブロック内方線を全駅全ホームに設置※しているほか、エレベーターやオストメイト対応トイレなど、ハード面でのバリアフリー対策を充実させています。

また、お手伝いが必要なお客さまへのご案内方法などを学ぶ「ヒューマンサポート研修」や「普通救命講習」をすべての駅係員が受講(乗務員の一部も受講)し、主要駅にAED(自動体外式除細動器)を設置するなど、お客さまに安心してご利用いただくため、ソフト・ハード両面から取り組みを進めています。

京都市交通局管理の御陵駅を除く

主なグループ会社

京都・嵐山に延びる京福電気鉄道(株)、洛北を走る叡山電鉄(株)といった鉄道事業や、京阪沿線を軸に地域交通を支えるバス事業のほか、駅や駅前の可能性を生かした生活サポートサービスなど、京阪グループでは安全・安心、便利、快適なネットワークの拡充に努めています。

叡山電鉄(株)

叡山電車は、出町柳駅で京阪線と接続しており、通勤路線と観光路線の二面の性格を持ち合わせています。

紅葉シーズンに実施される鞍馬線市原―二ノ瀬駅間にある通称「もみじのトンネル」のライトアップは、京都の夜の新しい観光スポットとなっています。

美しい景色を堪能できる展望列車「きらら」も好評です。

京福電気鉄道(株)

「嵐電」の愛称で親しまれる京福電車は、沿線に世界文化遺産に登録されている社寺など観光名所が多いことから、京都観光において重要な役割を担っています。

また、平成20年3月には、新駅「嵐電天神川駅」を開業することで、当社線車両も乗り入れる京都市営地下鉄との乗り換え利便を高め、ネットワーク機能を向上しました。

京阪バス(株)

路線バスは大阪・京都・滋賀・奈良の2府2県にまたがるネットワークを持ち、地域の皆さまに愛される「やさしい公共交通機関」をめざしています。

また日常の足としてのご利用以外に、80年以上の歴史を持つ定期観光バスや高速バスなど、レジャーやビジネスでもお客さまからご愛顧いただいています。

京都バス(株)

観光スポットである大原や嵐山・嵯峨野など京都市北西部を中心に路線・貸切バスを運行しています。

積極的に環境保護にも取り組んでおり、平成21年3月には京都のバス事業者として初めて「グリーン経営認証」を取得しました。

京阪ライフサポート(株)

「Quality of Life(生活の質)」の向上、「Normalization(誰にも優しい街づくり)」を目指し、生活の魅力づくりの一翼を担っています。

訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護のサービスに加えて、デイサービス、有料老人ホームなどの施設を運営し、介護予防を含めた心身のリハビリテーション、安心して暮らせる「住まい」づくり、尊厳あるご高齢者の生活支援サービスに取り組んでいます。

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